2009年7月12日 (日)

忘却したい歴史

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朝日朝刊の社会面に、

機密文書を密かに大量廃棄していた外務省の記事。

それほど忘却したい(隠したい)歴史があった。

近現代史において、この国の外交は、

致命的な、あるいは歴史的なといってもよい、

大失敗を繰り返してきたからな。

その理由があらためて、よ~く納得出来た。

歴史と真剣に対峙する気持ちなどさらさらないのだ。

無数の失敗を忘却し、また新たな失敗の種をまく。

外交の失敗は人々の生命財産を直接害するから、

そのつもりで、皆、自己防衛するしかないだろう。

歴史を愚弄すると、そのしっぺ返しは必ずやって来る。

(写真 CX1)

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2009年7月11日 (土)

蝉の声を聞く

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朝からの湿気をはらんだ風にいささか参る。

夕刻、晴れた空に今年初めて蝉の声を聞く。

梅雨明けの空とニイニイゼミの声は少年期の記憶。

麦藁帽子と捕虫網を取って飛び出したものだ。

冷やし中華を食す。

こちらも今年初めて。

今宵は積み上がった書を読み進めるつもり。

(写真 CX1)

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2009年7月10日 (金)

翁丸!

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行きつけの漢方薬局で面白い薬を勧められる。

その名を「翁丸」(おきながん)

和歌山にて300年間、つくり売られ続けた和漢薬で、

胃腸の諸症状、

(下痢、腹痛、吐き下し、膨満感、胃弱、食あたり、二日酔い等々)

に副作用無く、効能ありとのこと。

特に最近は、ストレスによる自律神経失調と消化器不調に対する、

効能が顕著と注目されているらしい。

これは筆者にとっても朗報なので購入することにした。

しかし、それよりも魅かれたのは名前である。

「翁丸」という、何とも中世的な響きが素晴らしい。

もとより中世世界では、製薬業は「道々の輩」であり、

渡来系のルーツをもち、寺社とも深い関係を結び、

諸国を遍歴して世を渡る人々だった。

彼らの崇敬する神仏の中に、

「翁系」があったとしても不思議ではない。

しかも、あの熊野や高野山がある紀州で300有余年。

いや、実はもっと古くて、

軽く中世世界に遡るんじゃないかという説も…

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(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

(写真下 CX1)

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2009年7月 9日 (木)

キーボード上の「唐船」

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先日の金沢文庫の特別展「中世の港湾都市六浦」を観て以来、

(6/16 投稿 琉球船の謎 参照)

何か「唐船」のイメージを彷彿させるグッズでもと捜していたら、

手頃なミニモデルを見つけたので購入。

@本体¥150 送料¥700 也

実は17世紀初頭の「朱印船」ということなのだけれど、

中世の「唐船」とほぼ変わらない構造と考えられるので、

まぁ、代用することに。

デスクトップの背景を東シナ海に変え、

手前に当時の渡来銭(北宋銭と明銭)を置いてみた。

思ったよりいい感じかな…

(写真 CX1)

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2009年7月 8日 (水)

「ペン」が気になる

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量販店でオリンパスペンE-P1を手に取る。

果たして「マイクロフォーサーズ」のシステムは、

定着し発展するのだろうか。

それとも中途半端な存在として終るのか。

少なくとも筆者には、リコーのコンデジが頑張ってくれているので、

今すぐ必要な場面は想像出来ないが、

すべては今後の商品展開の如何による。

暫く注視していよう。

隣街の商店街に残るカメラ店を初めて覘く。

国産の中古が思いのほか充実している。

「昔のペン」にどうしても目移りしてしまう。

ハイビジョンのヘンリー8世を視る。

考えてみれば、やりたい放題の彼も信長とほぼ同時代人。

(写真 CX1)

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2009年7月 7日 (火)

見納めです

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午後遅く、思い立って再び六本木サントリー美術館へ。

上杉本洛中洛外図屏風、

これにて見納めとすることに(公開は7/12まで)

今後、このようにじっくりと鑑賞出来る機会はそう無いだろう。

やはり、何度観察しても発見は尽きず。

季節柄、去年も触れたけど、

同屏風の祇園会、山鉾囃子台に乗る人物、

どう見ても、女性に見えるのだが…

(2008 7/3 投稿 女人禁制 参照)

館内カフェの生麩汁粉、なかなかいける。

(写真 CX1)

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2009年7月 6日 (月)

美のパターン化と踏襲

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姜尚中氏が司会をつとめるようになった「日曜美術館」

毎回、参考になるコメントが多い。

良くなったと思う。

今日、小耳に挟んだ「美のパターン化と踏襲」という言葉。

それこそ「花鳥風月」のことではないか。

その時代の理想とされた美意識を様式化、パターン化して、

これを繰り返し用いていくこと。

つまり、それぞれの時代の「花鳥風月」があるということで、

場合によっては「流行」も、その範疇にはいるわけだ。

もとより、特定の美意識やジャンル(伝統とか前衛とかの)

を指すとは限らないから、下手をすると批判している本人が、

知らぬ間に「花鳥風月」をやらかしていることもあり得る。

別に筆者は、そのことをとやかく言わない。

それも、作家の技量を明らかにする表現の一つだし、

(これだとヘタウマが誤魔化せないからよい)

立派にやってのけたら大したものだからね。

「自由な自己表現」とかで煙に巻くほうが始末に悪い。

(写真 CX1)

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2009年7月 5日 (日)

神保町から三崎町へ

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大気湿気帯びるも雨降らず。

午前中、神保町。

古書店を覘きながら、昼過ぎに三崎町に至る。

アップフィールドギャラリーにて、

ギャラリー企画展 「LAND SITE MOMENT ELEMENT」

“DIVISION-3 越田滋 相馬泰 ~7/14” 

会場で相馬氏と暫し「現代写真論」

久しぶりに良い刺激を受ける。

写真とは、結局のところ撮影者の「まなざし」と「視座」

何をどう視て、

何を視てこなかったのか、に尽きるのだと思う。

表現者は、幸福過ぎると視落しが多くなる。

時には「鬱屈」も必要だ。

夕刻快晴。日没を観る。

(写真 CX1)

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2009年7月 4日 (土)

妄想は甘美で…

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ABCナイトラインにて、マイケル・ジャクソン、かつての、

邸宅兼遊園地「ネバーランド」からのリポートを視る。

がらんとした広い室内が印象的だった。

彼の「若さ」や「子供」に対する並外れた執着が、

このような妄想の現実化という行為に走らせたようだけど、

妄想は、しばしば甘美で、

事実の多くは、不愉快で冷酷なもの。

この世のいたるところ、

妄想へのアクセスポイントを見出すのは易いが、

事実となると、歴史も今も、実に難しい。

(写真 CX1)

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2009年7月 3日 (金)

もうひとつの川中島…

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一昨日に触れた「紀州本・川中島合戦図屏風」のこと。

手頃な論考を見つけたのでAmazonにて発注、本日届く。

「異説 もうひとつの川中島合戦 

               紀州本川中島合戦図屏風の発見」

(高橋修著 洋泉社新書 2007)

早速、読み始めるに、

どうも、甲陽軍鑑の云うところの「通説」と著しく異なる、

川中島合戦を描くこの屏風の背後には、

「歴史の捏造」をめぐる後世の人々の思惑があったようだ。

著者は同屏風の発見と調査に携わった、

戦国合戦図屏風が専門の中世史研究者の方。

期待できそうな内容か。

船橋屋のあんみつを頂く。

これ、最近結構ハマッテいます。感謝…

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(写真 CX1)

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