2009年11月22日 (日)

本の森を彷徨う

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ネット検索で「春日権現験記絵」に関する手頃な資料を、

あさっていたのだけど、やはり欲求不満になる。

野に出て本の森を彷徨ってみたくなり、神保町へ。

中公の「日本の絵巻・続編」に収録されているのは判っていたが、

一つ見つけるも、全巻一揃いというわけで断念。

途中で根来寺関係に足をとられ、大幅に時間を超過したので、

慌てて切り上げる。帰りに思いつきで、

いつもは素通りする地元の古書店を覘いてみると、

何と、あるではないか。

あちこちで探していて、なかなか見つからなかった、

「日本の美術 №206 春日権現験記絵」

(宮次男編 1983.4 至文堂) 状態も良くて、@¥1200也

侮ってはならない。どんな古書店でも覘いてみるべきなのだ。

今日は古書の匂いを十分に嗅げて、思わぬ探し物も見つかって吉。

(写真 CX1)

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2009年11月21日 (土)

日々の写真 11/20

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久しぶりの日差しだけど、

「闇、光に勝つ」季節はもうそこまで来ている。

東博の特別展に出品中の「春日権現験記絵」の一場面。

普請現場の番匠たちに振舞われる食事のおこぼれを頂こうと、

朱塗りの椀を差し出す乞食僧。

既に鎌倉後期には「根来」は造られていたようだから、

(大倉集古館の特別展に、永仁6年=1298年銘の東大寺、

お水取り練行衆が使用した朱塗り丸盆が出品されている)

この椀が「根来」であっても、おかしくないと勝手に想像してみる。

彼にとっては、命の次に大切な財産なのであろうな。

(写真 CX1)

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2009年11月20日 (金)

ミュージアムグッズをもとめる(3)

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知り合いの、ある大企業の担当者が高熱でダウンとのこと。

職場が新型インフルで危ないらしい。

最寄りだけど、これはしばらく近づかないほうがよいな。

さて、この前、秋の特別展第二期を観に行った東博で、

もとめたミュージアムグッズは、

「春日権現験記絵」のポストカード2点と、

「蒙古襲来絵詞」のポストカード1点 @¥100也

岩佐又兵衛筆の「小栗判官絵巻」のクリアファイル @¥400也

永徳筆の「唐獅子図屏風」のブックカバー @¥750也

だいたい、どこのミュージアムショップも値段は高めだが、

その中でも、東博は特に高く感じられてしまうのは、どういうわけか。

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(写真 CX1)

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2009年11月19日 (木)

根来のように?

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中世世界で造られた数々の道具類の中で、

とりわけ筆者が魅かれているのが「根来」(ねごろ)である。

「根来」「根来塗」というのは、

今では朱塗り漆器一般を指すことがあるが、

本来は中世・室町期に、

紀州・根来寺で製作された朱漆塗漆器のこと。

下塗りに黒漆を丹念に塗り、その上に朱漆を塗り重ねて造られる。

社寺や上流貴族のための什器として製作された実用品なので、

良好な状態で現存しているものは多くない。

長い年月、使い続けているうちに、

上塗りの朱が剥げ、下地の黒漆が覗き、

独特の風合いが出て、それが何ともいえない「景色」となる。

今回の出品は殆どが室町期(一部、平安・鎌倉期)のもので、

少なくとも500年は経っている優品ばかり。

だから、その「景色」も鑑賞に足る素晴らしいものだ。

根来寺は中世末期の戦国期に、

鉄砲も扱って巨万の富を得て、最盛期を迎えたが、

信長、秀吉に目を付けられ、焼き討ちをうけて壊滅する。

爾来「根来」も途絶えたから、現存品の価値も推して知るべし…

話はまったく変わるが、

筆者の愛用するライツ・ミノルタCL。

先日、雑司が谷の銭湯のタイルにぶつけたりして、

(風呂に入ったのではなく、銭湯で古本市があったのだ)

金属ボディの下地が覗き、ちょっと風合い?が出てきた。

密かに「根来」のような「景色」になればと期待しているのだけど、

まぁ、それには少なくとも、500年はかかるわけだ。

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(写真 CX1)

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2009年11月18日 (水)

ミュージアムグッズをもとめる(2)

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「特別展 根来 ~12/13」をやっている大倉集古館で見つけた、

ちょっとユニークな、ミュージアムグッズをいくつか購入。

お馴染のクリアファイル@\210也 は所蔵品をモチーフにしている。

前田青邨画伯の「洞窟の頼朝」

人間国宝・鎌倉芳太郎氏の「波濤紅葉文紅型」

ついでながら、

鎌倉芳太郎氏は父親の美術学校時代の恩師だった人。

ブックマーク@\210也 は「百鬼夜行図」

特別展関係では、ポストカードより、

特集記事を掲載していたこの古美術骨董情報誌@¥800也 

のほうが良く纏まっていて、かつ安価だった。

筆者が「根来」に魅かれる理由は、また後ほど…

(写真 CX1)

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2009年11月17日 (火)

美作国一の宮

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吉祥寺のよみた屋さんは、筆者お気に入りの古書店。

近くに用があれば、いつも寄ることにしている。

お気に入りというのは、必ず何か見つかるから…

今日もそうだった。

「日本の絵巻20巻 一遍上人絵伝」

(解説小松茂美 1988 中央公論社)

オールカラーの大型本だが、

多少使用感あり、お買い得で @\1500也。

欲しかったものなので、荷物になるも気にならず。

絵巻の絵、詞とも完全収載しているから便利だ。

(絵伝のラストシーンは初めて見た。なかなか印象的)

帰りの電車の中でパラパラするに、

胸の振り子さんの故郷、美作国一の宮の場面が目に留まる。

下の写真は、

一の宮の参道とりっぱな瓦葺の楼門。

本殿と拝殿に集う一遍はじめ時衆の僧たち。

「春日権現験記絵」も探しているのだが、、

こっちのほうは、なかなか手頃なものが見つからない。

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(写真 CX1)

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2009年11月16日 (月)

筆者流のはしょり方とは…

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昨日の東博特別展での筆者流のはしょり方を…

(何分、筆者の独断と偏見に基づいているので、

 一般の方には参考になりませんので、ご容赦)

まず、古代は殆どはしょるが、

法隆寺献納宝物中の、

「聖徳太子像」と「逆沢だか威鎧雛形」は観ておく。

メインの中世絵画。

「春日権現験記絵」と「絵師草紙」「蒙古襲来絵詞」は、

出来うる限り時間をかけて、じっくりと鑑賞する。

(ここは面倒でも最前列に並ぶべきだ。ルーペも忘れずに)

あとは「小野道風像」と「天子摂関御影」がよい。

定家筆のものもいくつか、

室町期の貴族の日記「看聞日記」も観れたら…

そして、近世は俵屋宗達の「扇面散屏風」くらい。

という感じで…

本日は虎ノ門の大倉集古館にて、

「特別展 根来(ねごろ) ~12/13」を観る。

中世の「根来」漆器の優品をかなり集めた展示。

これも稿を改める。

……………

渋谷のキタムラをひやかしたら、

12月発売のGXRはズームのユニットを付けて八万くらいとのこと。

(写真 CX1)

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2009年11月15日 (日)

東博・秋の特別展第二期へ

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待望の東博、秋の特別展・第二期へ行って来た。

携帯サイトの混雑情報などで機会を窺っていたのだ。

週末ながら、土曜は悪天、日曜は好天ということで、

今日の午前中に覘いてみようかと…

案の定、待たないで入館出来る状況だった。

一応、観るべきものは観てきたが、

古代の正倉院関係と近世は、はしょらせて頂いた。

館内はすでにそれなりの混雑で、

大事なところでは陳列ケースの最前列に並んだから、

結局、かなり時間がかかったのは止む無し。

ちょっと疲労したので、詳報は明日に送る。ご容赦。

 ………………………

夕刊に長崎県美術館で開催中の個展に寄せた、

写真家・東松照明氏のインタヴューを読む。

氏の「すでに写真は肉体の一部分。

   写真を撮るという言葉さえ出てこない。

   まばたきのリズム、身体感覚でやっているんです」

という言葉にまったく同感。

脳も視神経も、指も脚も、全て含めての身体感覚。

やはり、こうでなきゃ…

(写真 CX1)

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2009年11月14日 (土)

「高尚な趣味」は嫌味だ

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いつも通るコンコースの途中に区の公開スペースがある。

今週は「渋谷の記録 -街と星空-」という写真展をやっている。

渋谷の街の夜景と星空を撮っているサークルの主催だけど、

会場で何故か目立っていたのは古い大判カメラだった。

なんでも、出展者の中に古くから渋谷を取り続けている方がいて、

今回、自分の機材と昔の写真を展示したのだという。

最近、こんな感じで、なんやかやと、

街で大判写真と遭遇する機会が多いような気がする。

少し前ではあまり無かったこと。

筆者の立場としては喜ぶべきなのだろうが、

やはり、ちょっとしたブームにもみえて複雑なのだ。

そろそろ誰かが、大判で撮ったうむを言わせない作品を示して、

ちゃんとした「現代の写真表現」のジャンルとして、

認知させなくちゃいけない頃合が来ているのかも知れぬ。

これが行き着くところに往き着いた「高尚な趣味」

いや、写真趣味のなれの果てで終わるんじゃ、

もうどうしようもない嫌味だ。これ以上付き合う気にはなれないな。

(かく云うは、このごろ観る写真に欲求不満気味のせいです)

(写真 CX1)

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2009年11月13日 (金)

チャレンジ

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このほど発表されたリコーのGXRは、

筆者が使ってきた、GX100、200の後続機という位置づけなのだな。

だとすると、遠からず考慮の対象となるやもしれぬ。

「ユニット交換式カメラシステム」とのことで、

他社と一風異なるコンセプトを打ち出しているのは、

新鮮さを感じさせるし、リコーの社風ならではでもあり、

それはそれで、評価すべきだろう。

(レンズ交換機という、周囲の勝手な期待を気にするあまり、

 多少、ひねり過ぎた感が無きにしも非ずだが…)

用意される交換レンズ―「カメラユニット」に、

(レンズ、撮像素子、画像処理エンジンが一体になったユニット)

APS-Cサイズがあるので、将来的なシステムアップも期待できる。

(さすがにフォーサーズのペンデジEP-2まで、もう手が回らぬ)

もとより、筆者は、

リコーの実用一点張りの無骨なデザインに抵抗はない。

久々の、日本のカメラメーカーのチャレンジと言ってもよいのでは。

早速、情報収集に…(少し褒めすぎなのはご容赦)

(写真 CX1)

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