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2008年2月の記事

2008年2月28日 (木)

橋の怪異

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橋を渡るとき、いつも、

なぜが、胸騒ぎのようなものを覚えるのは、いつの頃からか。

子供の頃、それは、

言い知れぬ恐怖のような感覚であったと記憶する。

今では、高所が苦手であるということで、

無理に納得させているが、

どうも、それだけではないかも知れぬ。

橋が発している、何物かが、関係しているのではないかと…

中世世界では、橋は境界、

すなわち、異界への入り口であると考えられていた。

したがって、橋のまわりでは、様々な怪異が発生し、

魔物、物の怪が跳梁したのである。

橋のたもとには、守り神である「橋姫」が祀られた。

現在でも、和風の橋では、

欄干に擬宝珠が付けられていることが多いが、

由来は「橋姫」を祀りこめることにあったとも云う。

その「橋姫」、はじめは、敬愛されたが、後に…

嫉妬、恨みの激しい、恐るべき女神に変じた。

地方によっては、嫁入りの行列が橋を避けるほどであった。

でも、悪いことばかりではないようだ。

子供の無事の成長や病気の平癒を願う、「橋参り」、

吉凶を占う、「橋占」などという習俗もある。

橋を渡るときに、神の声が聞こえるという、

言い伝えもあり、神仏もしばしば示現した。

能をはじめ、数々の中世芸能にも、

舞台を提供しているわけだ。

(写真 Caplio GX100)

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2008年2月27日 (水)

Cassoulet de Carcassonne !

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南仏・ラングドック・ルーション地方の名物料理、カスレ。

これは世界遺産の城壁都市で知られる、カルカッソンヌ風。

インゲン豆、鴨のコンフィ、手作りソーセージなどなどを、

専用の土鍋で何日も煮込む。

真冬にふさわしい、伝統的な地方料理だ。

あわせるのは、

シャトー・ド・ケー カオール

Chateau de Cayx Cahors 2002

熟したプラム(梅)を想わせる独特の香り。

やはり、南仏の力強い赤があう。

この料理は地元出身のシェフの独壇場だ。

(写真 EOS40D)

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2008年2月24日 (日)

強風

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昼ごろまで春を想わせる陽気、

一転、午後から強風となる。

品川のキャノンギャラリーにて、

大石芳野写真展 「黒川能の里」-庄内に抱かれて-

を見に行く。

同名の写真集が出たと聞いていたが、

会場にて、パラパラと見るに、

写真を多用したガイドかエッセイのような内容で、

これを写真集というには半端である。

したがって、購入せず。

(写真集であったら、話は別であったのだが…)

このごろは、こういう場で、この手の本を、

昔のように、とりあえず購入ということはない。

価格と質。特に質のほうに不満があるからだ。

写真展の方は…

「黒川能」は中世芸能の古態をよく残している点において、

もとより、中世史オタクである筆者も、

いささかの関心を寄せているが、

「黒川」の現在のありようから見た、

農民によって演じ続けられた云々という切り口には組しない。

だから、それを支える地域の大人、老人、子供という視点にも、

そうかと思うだけである。

それよりも、気になったのは、写真では、

もはや、そういった手法はパワーを失いつつあるということだ。

国内でもかなりの地方に行けば、人々もそれなりにピュアになり、

東京人との、その落差というようなものが、

写真にもパワーを与えると期待されてきた。

確かに、往年の巨匠たちはそれに成功している。

でも現在、すでに人々は東京人との、

間合いの取り方を学習してしまっているし、

その中に、東京人がコロッと参るプロットを、

仕掛けるのにも、熟練してしまっている。

写真はその白々しさを確実に捉えてしまうだけだ。

こういった手法を成立させ続けるには、

絶えず、世界の果ての人跡未踏で生命危険の紛争地を探して、

自己責任で撮りに行くしかないのだろう。

いったい写真表現というものは…

だんだんと本質から離れていくのは、宿命のようなものなのか。

(写真 Caplio GX100)

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2008年2月18日 (月)

写真という表現は…

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久しぶりに写真展に行く。

つくづく思うが写真という表現は難しい。

というか…怖いものだと。

ずらりと作品が並べられたら、可否は一目瞭然である。

残酷だが致し方ない。

可視的な表現活動…特に写真は、

本来、全ての鑑賞者にとって、

平等で、明快で、具体的な、

衝撃、あるいは印象、感動を、与えるものなのではないか。

抽象的で、難解で、まわりくどくて、もっともらしい解釈などが、

必要な時は、失敗なのではないか。

…などと、どうでもよいことを、くどくど考えていて…

気づいたら、会場を後にしていた。

当然ながら、展示された作品はあまり憶えていない。

それも、これも写真という表現の面白さか。

(写真 Caplio GX100)

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2008年2月13日 (水)

白い花の香り

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フランスはプロヴァンス地方の白。

シャトー・ダストロス コトー・ド・プロヴァンス ブラン

Chateau d'Astros Cotes de Provence Blanc 2006

白い花を連想させる香り。

しっかりとした酸味のある辛口。

あわせる料理は、右から、

サーモンとクリームチーズのクレープ巻き、

真鯛と卵のカナッペ、

ラタトゥーユ、三種のアミューズ・ブーシュ。

シェフはノルマンディー出身で、在日33年だ。

1982年、ミッテラン来日時に、

29歳で答礼晩餐会の総調理長に突然、抜擢され、

話題になった。

タイプは破天荒なアーティスト。

(写真 EOS40D)

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2008年2月10日 (日)

懐かしハクキンカイロ!

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この冬は寒さも、寒しである。

さすがに心身にこたえる。

そこで、東京8x10組合連合会の会頭・里坊氏ご教授による、

懐かしのハクキンカイロに頼ることにした。

久しく、その存在を忘れていたが、健在であったのだ。

あの笑うオジサンマーク…

筆者の幼年期の記憶に、妙に焼きついていたなぁ。

入手するに、薬店関係では、今は殆ど扱っていないようだ。

結局、アウトドア系の東急ハンズで見つけ、

便利な電池着火式をゲットする。

なんでも、最近は地球環境に貢献する暖房器具として、

見直されているのだそうだ。

http://www.hakukin.co.jp

燃料のベンジンは、とある薬店で購入した。

長く、ハクキンカイロを使い続ける人が来店するので、

常時在庫しているとのこと。

同じハクキンブランドであれば、理想的だが、

今日のところは、まぁ、別ブランドで我慢しよう。

さっそく、点火。

なんともやさしい温かさがよみがえる。

外では、小雪が舞いはじめた…

(写真 Caplio GX100)

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2008年2月 6日 (水)

スクウェアフォーマット

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当ブログではモノクロはもっぱら、

正方形の画面サイズ…スクェアフォーマットを使うことにしている。

今、デジタルのGX100で、この画面サイズが撮れるのは、

まことに嬉しいかぎりである。

このグッドアイデアを発案した方に感謝しよう。

スクェアフォーマットの写真に親しんだのは、

14年前に二眼レフ・ローライコードⅤbを手に入れてからだ。

はじめての中判カメラで、安価だったが、

すばらしく使いやすいカメラだった。

クスナーレンズの写りが気に入り、

後に大判レンズでも揃えたほどだった。

爾来、ハッセルを使ってみたり、いろいろと寄り道をしながら、

現在に至っているわけだ。

(写真 Caplio GX100)

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