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2008年2月28日 (木)

橋の怪異

B08010082

橋を渡るとき、いつも、

なぜが、胸騒ぎのようなものを覚えるのは、いつの頃からか。

子供の頃、それは、

言い知れぬ恐怖のような感覚であったと記憶する。

今では、高所が苦手であるということで、

無理に納得させているが、

どうも、それだけではないかも知れぬ。

橋が発している、何物かが、関係しているのではないかと…

中世世界では、橋は境界、

すなわち、異界への入り口であると考えられていた。

したがって、橋のまわりでは、様々な怪異が発生し、

魔物、物の怪が跳梁したのである。

橋のたもとには、守り神である「橋姫」が祀られた。

現在でも、和風の橋では、

欄干に擬宝珠が付けられていることが多いが、

由来は「橋姫」を祀りこめることにあったとも云う。

その「橋姫」、はじめは、敬愛されたが、後に…

嫉妬、恨みの激しい、恐るべき女神に変じた。

地方によっては、嫁入りの行列が橋を避けるほどであった。

でも、悪いことばかりではないようだ。

子供の無事の成長や病気の平癒を願う、「橋参り」、

吉凶を占う、「橋占」などという習俗もある。

橋を渡るときに、神の声が聞こえるという、

言い伝えもあり、神仏もしばしば示現した。

能をはじめ、数々の中世芸能にも、

舞台を提供しているわけだ。

(写真 Caplio GX100)

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