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2008年3月13日 (木)

史観を疑うこと

B08030019

今日の新聞に、

江戸時代の鎖国を見直す動きが出ている。

やっと、ここまで来たな、との思いか。

この時代、他国との交流を完全に閉ざしてたという、

認識が広くあったけど、研究の進展で、

実際は、活発な交流があったことが明らかになりつつある。

この国の歴史で、他国と正式な国家間の交渉があったのは、

僅かな期間にすぎない。殆どが草の根の民間交流であり、

時代によっては、こっちの方が主流だった。

中世世界もそうである。

この列島のあらゆるポイントに、

海外との交流の窓口が開かれ、

かなりの異国の人々が往来していた痕跡が認められている。

だから、中世史でも、東アジア世界全体の動きと交流の中から、

捕らえていく視点が欠かせなくなった。

今まで、常識のようになっていた史観を、

絶えず疑い、検証し、必要なら改めていくことが大事だ。

かつて、網野善彦氏が主張されていたように、

稲作農耕社会、島国、単一民族に縛られた史観が、

本格的に見直される日が来るのも、

そう遠くない気がする。

(写真 Caplio GX100)

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