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2008年3月29日 (土)

鎮魂と再生

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老桜への撮影行で、考えさせられたのは、

桜の植えられた場所のことである。

寺社は別として、多いのは田圃の中だ。

集落を見下ろす高台、

古い石塔が残る墓所、

いずれも、集落から外れた境界地である。

田圃では、桜はその年の、

農耕の始まりを教える暦の役割を果たす。

毎年、長い冬を経て、一斉に開花する光景に人々は、

再生=不死をイメージしたのだろうか。

高台や墓所は、人々が畏れる祖霊が鎮まる聖地、

死者への手向けと鎮魂が花に託されたのか。

こういった営みは中世はおろか、

はるか古代から、繰り返されたに違いない。cherryblossom

  ~仏には桜の花をたてまつれ わが後の世を人とぶらはば~

                              (西行 山家集)

(写真 Caplio GX100)

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