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2008年3月27日 (木)

吉野山

Rimg8945

老桜の撮影行に取り付かれていたころ、

ついに行けなかったのが、吉野だった。

でも、詳細な撮影計画だけは立てたし、資料も集めた。

吉野の桜の歴史については、実はよくわかっていない。

大峰山、金峰山への参詣者が、

蔵王権現のご神木である、桜の苗を、

奉納し、植樹する習慣があり、

それが、現在の景観のもとになったと考えられている。

少なくとも、桜で知られるようになったのは、

中世以降、平安時代も終わりごろからである。

吉野がすごいのは、すべて山桜であることだろう。

しかも、ここは桜に適さない土壌で、

人の手入れがないと、枯れてしまうらしい。

まさに中世から人が支え続けた景観と言ってもよいと思う。

やはり、一度は訪ねてみよう。cherryblossom

  ~吉野山 梢の花を見し日より 心は身にも添はずなりにき~

                              (西行 山家集)

(写真 Caplio GX100)

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コメント

昔、吉野の桜を見に、ドライブデートしたことがあります。
全山桜で埋め尽くされた風景は、人を不安にさせるくらいでした。
一昨年は、吉野よりさらに紀伊半島の奥に入った十津川(日本のバスク地方)で桜を見ました。
吉野、熊野は、京の都から見ると、冥界へと繋がる土地ですね。

投稿: 胸の振り子 | 2008年3月27日 (木) 21時17分

関西の人にとっては「吉野」は、
また別の感慨があるのですね。
確かに「吉野」は異界への入り口に、
あたると思います。
文学の世界では、
「花」より前は「雪の吉野」でした。
「吉野と桜」とのかかわりを、
歴史的、民俗学的に深く論考したものも、
あまりないようですし、
わからないことが多いのです。

異界への入り口を花で荘厳する…
ここには、
この国の「桜観」の「原点」に、
つながる何かがありそうです。

投稿: kansuke | 2008年3月27日 (木) 23時26分

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