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2008年5月22日 (木)

像主論争

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もう、旧聞になるけれど、

「モナ・リザ」の像主論争決着のことがあった。

仮説、珍説の連続だった、この名画の像主探し、

新資料の発見や地道な実証的研究の成果で、

結局、疑い始めの当初の文献が、

正しかったことが解かったのだ。

期せずして、これが歴史研究の基礎である実証を忘れ、

主観的な仮説に振り回されることに対する警鐘になった。

翻って、この国でも、教科書に載るような、

有名な肖像画をめぐって論争がある。

「源頼朝像」「平重盛像」「足利尊氏像」「武田信玄像」

やはり、こちらも地道な実証的研究の甲斐あって、

すべての像主が、極めて疑わしくなっている。

でも、どこの世界でも頭の固い人や、メンツにこだわる人が、

力を持つ傾向があるようで、まだ、なかなか多くの人々が、

このことを知る空気になっていない。

マスコミはもちろんだけど、まずは歴史教科書だ。

もっと、最新の研究成果の一端でも紹介するなりして、

努力をする余地があるのではないか。

(写真 Caplio GX100)

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