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2008年6月 9日 (月)

「宮本常一が歩いた日本」を観る

Rimg12685

コンビニで、ライツ・ミノルタCLを宅配便にて、

送り出してから、銀座へ出る。

「宮本常一が歩いた日本 昭和37年~39年」

(銀座ニコンサンロン)を観に行く。

宮本常一が民俗学のフィールドワークのかたわら、

撮影した、膨大な写真記録については知っていたが、

こういった、まとまった写真展のかたちで見るのは初めてだ。

興味深く、じっくりと観賞した。

全ての写真が、しっかりとした意図をもって撮られているので、

冗漫さがまったく無く、見る人に、

真水の如く、ストレートにはいってくる。

宮本は撮影のために、取替え引き替え、

都合5台のオリンパスペンを使い続けたという。

一見、何でもないショットのように見えるけど、

自然で、的確だ。やはり、かなりの手だれだと思う。

何か、面白いものが写しこまれていたりするのを発見すると、

つい、宮本流の「絵引き」のように見てしまうが、

優れた民俗学者の目を、

いつのまにか、写真表現者の目に、

読み替えてしまうのも、今の鑑賞者の勝手さにも思える。

いずれにせよ、

「昭和30年代の世界」に浸りきったひとときだった。

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(写真 Caplio GX100)

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民俗」カテゴリの記事

コメント

小生も見てきました。
宮本は記録資料として撮ったので、表現という意図は全くなかったでしょうから、そう見るのが正しいのでしょうね。
でもそこに写っている日本の姿が非常におもしろいです。

投稿: 胸の振り子 | 2008年6月 9日 (月) 19時04分

正直言って、面白かったです。
昭和30年代って、そんな昔ではないと、
思っていたんですがねぇ。
随分、古い習俗を感じてしまう…
今はもう、失われてしまった…
純粋な学術記録写真から、何か、こう、
巧く外れている要素があるのも、
否定出来ないでいるのです。
それが、宮本の写真の「魅力」なのか…
「旅する宮本」を、もう一つの視点から、
見てみたいので、オリンパスギャラリーの、
「巨匠」の作品も明日見に行く予定です。

投稿: kansuke | 2008年6月 9日 (月) 23時50分

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