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2008年7月の記事

2008年7月31日 (木)

ナスのラグーソースとショートパスタ

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季節柄、ナスが安くなってきたので、

ナスのラグーソースとショートパスタをつくる。

…牛豚合挽き肉にプロヴァンスハーブ、塩少々を振り、

  オリーヴオイル少々でいためる。

  ナス(3本位)を5㎜角のみじんに切り、加える。

…ある程度火がとおったら、カップ1の白ワインを入れ、

 しばらく煮て、アルコール分をとばす。

 ここで味をチェック、塩少々で味を決める。

…カップ1の粗漉しトマトを加える。

…少し煮込んで、仕上げに、

 オーストラリア産スプレットタイプクリームチーズ、

 大スプーン1を入れ、溶かし込む。

…茹でたてのショートパスタをあえて出来上がり。

……………………

量販店の前を通ったら、

店頭にD700のディスプレーがあるのに気がついた。

ショーカードに、「ハイエンドモデル・上級者向き」とある。

何だか、少し腹が立った。

カメラから、「あなたはこっちでしょ、あっちでしょ」って、

言われてるような気がしてね…

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月30日 (水)

あの頃は何を撮っていたのか

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35㎜フィルムで、モノクロを真面目に撮るのは、

高校の写真部以来だといったけど、

あの頃は何を撮っていたのだろうか。

やっと思い出したのは、

夏休みに、級友と奈良と飛鳥に撮影旅行に行ったこと。

奈良の社寺、飛鳥の謎の石造物、

身近では、鎌倉の寺々と金沢称名寺境内の石仏…

人は、ほとんど撮らなかった。

こうしてみると、高校生らしくない、

ジジイ臭いものばかり、被写体に選んでいる。

この頃は、今まで気にも留めなかった、

人々の何気ない、しぐさや表情に、

街や、自然や、四季でも、

今まで、見もしなった細部に、

自然に目がいくようになった。

シャッターも意識しないで、体が押しているような気がする。

多分、「その時」は明確に決めていない。

でも、その瞬間の寸前から、

被写体と同時に、呼吸を合わせるような感じになって、

シャッターを押しているのだと、

後から勝手にイメージしているのだが…

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2

                                                        NEOPAN400 PRESTO)

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2008年7月29日 (火)

70年代の空気

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昨日のJCIIフォトサロン 沢渡朔作品展 「ナディア」

いかにも、70年代の空気を感じさせた。

あの時代のノスタルジーに浸りたい向きには、ともかく、

少々、甘口だった。

モデルとのプライベートな関係を物語る、

当時の私信の展示など、余計な演出ではないか。

筆者が嫌いな、安っぽい「小説の世界」のイメージと重なる。

歴史的な文献史料となれば、別だろうが、

単なる他人の私信なんか、見たくもない。

写真だけ見せてもらえば、十分堪能できたのに。残念。

懐古趣味も、塩梅を間違えれば、心地の悪いものになる。

…………

さて、このごろ、お陰様でフィルムを現像に出す機会が増えた。

とおり道の量販店が楽なので、利用しているが、

ネガカラーは数時間でも、モノクロは一週間というのはね。

そこで、以前は良く利用したプロラボ、

半年ぶりに覘いてみたら、

ご覧の仕儀となっていた。

筆者にも、この責めの一端はあるのだが…

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月27日 (日)

「ナポリタン風」ショートパスタ

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「懐かしの洋食」が流行っているが、

時には、なんだか無性に食べたくなることもある。

そこで、「スパゲティ・ナポリタン風」のショートパスタをつくる。

和モノパスタといえども、基本調味料に手を抜かないこと。

…火をかける前の鍋にオリーヴオイル少々。

 イタリア産ガーリックピューレ(チューブ入り90g¥360)

 小スプーン1加え、焦がさぬように弱火でいためる。

 粗みじんに切った玉葱1個を加える。

 玉葱が透き通ってきたら、適宜に切ったピーマン3個、

 マッシュールム1パックを加える。

 ウィンナーソーセージ缶詰(100g ¥230)2個分と、

 粗漉しトマト、カップ1~1.5を加え、しばらく煮込む。

 塩少々で味をきめる。間違っても、トマトケチャップや、

 トマトピューレを使ってはならない…

…茹でたてのショートパスタをあえて出来上がり。

 お好みで「粉チーズ」(グラナチーズかペコリーノチーズが

 理想だが、高価なので、その辺のもので結構)

 どうしてもという方はタバスコソースをかけてどうぞ…

筆者の知る殆どのイタリア人が、

「スパゲティ・ナポリタン」なる和モノパスタを強く否定するが、

彼らも、本国では、

「生ハム寿司」や「モッツアレラチーズとトマト寿司」などを、

賞味している。

こちらでは「そんなもの寿司ではない!」というだろうが、

まぁ、お互い様だ。

筆者はそう目くじら立てないことにしている。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月26日 (土)

7月と祇園会

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7月にイメージするものといえば、

京都の祇園祭り(祇園御霊会=祇園会)だった。

でも、この月は何かと行事が多く、

気がついたら、もう月末に近い、ということで、

訪ねたいと思いつつも、果たせないでいる。

もっぱら、胸の振り子さんのブログにアップされる、

(右欄ブックマーク “A Moveable Feast” をクリック)

今年の祇園祭りの写真で、心を癒すのみ…

中世史オタクの筆者にとって、祇園会とは、

今に残る中世の都市的な場と象徴するイベントなのだ。

「上杉本 洛中洛外図」に描かれた、

室町末期の祭りの様子を見るのも面白いが、

かつて、東国の武家の都、鎌倉でも華やかに行われたと聞くと、

(鎌倉後期から室町中期にかけて、京都のように大型の船鉾が

 幾つも市中を巡行したという)

イメージは止めどなく、広がっていってしまう。

来年は何とかならないかな…

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2

                                                         NEOPAN400 PRESTO)

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2008年7月24日 (木)

心豊かな写真生活を楽しむ

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東京8x10組合連合会会員で、

ブログ“A Moveable Feast”(右欄のブックマーク参照)

の執筆者、胸の振り子さんの記事が掲載されている、

「月刊 写真工業」8月号を見る。

業界誌めいた名前のせいで、ちょっと前まで誤解してたけど、

ちゃんと、「心豊かな写真生活を楽しむ」と謳っているので、

真面目な、やや技術系?の写真愛好家向け専門誌である。

内容は、主に各分野の専門家の寄稿からなり、

地味ながらレベルの高さが感じられ、好感が持てる。

やはり、写真に関心がある人なら、

定期的に眼を通す必要があるだろう。

それに比べて、今月号「アサカメ」の特集記事、

「デジタル乱世に迷わぬ 戦国武将別カメラ選び」とはね…

まったく、情けないというか、恥ずかしいというか…

さて、振り子さんの、掲載の作例写真、お姿も拝見。

なかなかです。

9月にご予定の個展も、陰ながら応援しております。

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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2008年7月23日 (水)

フレームから外されたもの

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アルベール・カーンの映像史料を読み解いていくと、

映像には、まったく写っていないものが見えてくるという。

それは、悲惨な戦争の実態である。

第一次大戦が始まると、

カーンはカメラマンの派遣を中止せざるを得なくなったが、

今度はフランス国内で戦われた、戦争にカメラを向ける。

第一次大戦は、人類が初めて経験した悲惨な近代戦だった。

戦死者は膨大な数に達し、

その衝撃はヨーロッパ社会を打ちのめす。

戦場には、打ち捨てられて、

収容しきれない死体が、累々とあったはずなのだが、

カーンの撮影させた映像には、まったく写っていない。

現代の歴史家も、その意図を読み解こうとする。

カーンは平和主義者であった。

この戦争の悲惨さを強く訴えたいがために、

あえて、カメラのフレームから外させたのであろうと。

戦場写真も、「オートクロム」によるカラー写真が多い。

束の間の休息をとる兵士たち。

戦場になったフランスの街や村と人々。

すべてが淡々と撮影され、

不思議な静けさが画面を支配しているようにみえる。

でも、そこに写っていないものがあることで、

何故、写っていないのかという、

大事なメッセージも浮かび上がらせるのだ。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PR400)                      

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2008年7月22日 (火)

100年前の映像史料を読み解く

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この連休の午後は、ある番組を見るために空けることにした。

BS世界のドキュメンタリー

「奇跡の映像 よみがえる100年前の世界」

(全9回 イギリス BBC制作 2007)

今年1月に一度放送されたようだが、見逃していた。

土日月で、9時間の放送だけど、実に興味深く視聴。

フランス・アルザス出身、ユダヤ系の銀行家にして大富豪の、

アルベール・カーン(1860~1940)が、私財を投じて撮影させた、

20世紀初頭の世界各地の写真(72000枚)と、

ムービー(100時間)の記録である。

カーンは時に自ら、あるいは多くのカメラマンを雇い、

1908年から1930年にかけて、

世界の五大陸に派遣して映像を収集、

これを「地球映像資料館」として保存する、

プロジェクトを推進した。

カーンは、急速に進展する近代化の中で、

全世界で失われつつある、人々の伝統的な生活や風習、

少数民族の文化などを重点的に撮影させる。

当時の最新技術「オートクロム」による、

カラー写真も積極的に活用した。

番組では、現代の歴史家、民俗学者たちが、

これらの映像史料を時代を追って、丹念に読み解いていく。

これがまた面白く、まったく飽きさせない。

わずか100年前といっても、歴史学では、

もうすでに解からないことのほうが多い。

映像は、その謎を次々と解き明かしていくので、

歴史家たちも、いささか興奮気味で、大絶賛なのだ。

大プロジェクトを進めたカーンだが、世界恐慌で破産。

1940年、ナチズムのパリ占領下に死去する。

幸いにして、ナチは残された膨大な映像遺産には、

興味を示さなかったので、今に伝えられることとなった。

戦後、公共資産となったパリ西郊・ブローニュにある、

カーンの広大な自邸と庭園、映像史料は整備され、

アルベール・カーン美術館として公開されている。

かつて映像は、

レンズに結像するところのすべての事象を記録し、

撮影者も、そのことに全力を傾注した。

後の世の、私たちも、

その映像史料を読み解く術を尽くさねば、

かけがえの無い遺産は生かされない。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PR400)

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2008年7月21日 (月)

本能寺の瓦

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今日も暑そうなので、

午前中、早めの時間に、

「発掘された日本列島2008展」 

 ~発掘された重要な遺跡・遺物の最新情報~

(両国・大江戸博物館)を、ちょっとのぞいてきた。

中世史関係の展示について、研究者の方から直接お話を伺う。

筆者の注目は、

琵琶湖北岸の「塩津港遺跡」と京都の「本能寺跡」

前者は、中世前期(平安末期~鎌倉前期)の港の、

聖地と考えられる、社跡から出土した、

水運業者の起請文が書かれた、

日本最大の木簡の実物展示。

琵琶湖の水運で賑わう、都市的な場、塩津に、

行き交った人々の息吹を感じる。

それにしても、中世の人々が選ぶ場の、

地形の共通点を思う。

ここも、琵琶湖の湖水に突き出た砂州の突端なのだ。

一方の「本能寺跡」 今回の発掘で、

信長最期の地である本能寺の場所が確定された。

京都市街の私有地の発掘で、制約が多く、

一部の調査しか、出来なかったにもかかわらず、

5メートルもある堀跡と石垣が検出されている。

この時代の本能寺は、かなり大規模な寺院で、

しかも、堅固な城砦であったことが確かめられた。

本能寺の能の字瓦の出土は話題十分だ。

「能」のつくりの部分「ヒ」が「火」につがるので避けて、

別の書体に変えられているのが面白い。

さて、瓦の話題とは、思ったより、

火災による焼損が少なかったことである。

光秀の襲撃による火災は言われるほど、

大きなものではなかったのでは、という可能性が出てきた。

襲撃は短時間で終ったとする文献も存在するので、

信長最期の状況をめぐって、新たな論争がおきるかも…

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(写真 Caplio GX100)

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2008年7月19日 (土)

SMCタクマー35㎜F2

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高校の写真部に入った時、

購入したカメラが、ペンタックスSPFだった。

筆者を誘った級友が持っていたのが、

ペンタックスSPで、その影響だと思う。

初めて、カメラ店回りを経験した。

横浜から、級友と「遠征」して、蒲田の店に決めた。

そこで、父親に相談して、

「レンズは明るい、広角35ミリにすべし」と厳命される。

「報道、広報関係では35ミリが標準だから、その眼を養え」

ということなのだ。

「出資」を仰ぐわけだから、従うざるを得ない。

それで、SMCタクマー35㎜F2となった。

鏡胴が中望遠ぐらいある大きなレンズで、

専用の角型フードを装着すると、よく目立つ。

部の級友たちからも、珍しがられて閉口した。

しかも、レンズはこれ一本だから、寄れないので、

被写体に、にじり寄るクセがついてしまった。

鎌倉の流鏑馬で、一番前に陣取って、

騎馬の眼前で撮ったのが、最初の一枚で、

顧問の教師の「お褒め」にあずかり、

その年の文化祭を飾ることになる。

今も、SPFとSMCタクマーは何処かに埋もれているはずだ。

大掃除の時にでも、探すとするか…

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2

                                               NEOPAN PRESTO400)

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2008年7月18日 (金)

鰯のトマトソースとショートパスタ

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鰯のトマトソースとショートパスタをつくる。

…オリーヴオイル少々と、粗漉しトマト(カップ2)または、

 トマト水煮1缶(イタリア産 240g \98 カットしたもの)を、

 火にかけてソースをつくり、塩少々で味をつける…

…サーディン1缶(120g \128)の鰯を加え、身をほぐして、

 ソースに混ぜ込む…

 《サーディン缶はポルトガル産のものを使う。

  トマト、レモン、ペペロンチーノ風味、

  各種揃っているので、お好みで。

  サーディン缶は他に、

  北欧産、フランス・ノルマンディー産もあるが、

  オードヴルやサンドウィッチ向きだ。

  スモークした鰯を使っているため、今回は避ける。

  ポルトガル、スペイン産はスモーク無しの、

  ナチュラルな味付けで、サラダや料理に好適》

…種抜きブラックオリーヴ1缶

 (スペイン産 185g \198)を加える。 

 弱火でしばらく煮込み、味をチェック。塩少々で調整。

 仕上げにフレッシュ・バジルをちぎって入れ、

 茹でたてのショートパスタを手早くあえて、出来上がり…

 サーディン缶をもう一つ開けて、鰯をトッピングしてもよい。

 夏向きのヘルシーな一皿をどうぞ。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月17日 (木)

ただ今現像中

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銀塩35ミリフィルムで、モノクロを真面目に、

撮るのは、実に久しぶりなのだ。

90年代に、撮影を再開したころは、

もっぱら、カラーリバーサルフィルムだった。

だから、高校の写真部以来ということになる。

どうしても、その頃のことを思い出してしまう。

校内で、写真部は「問題部」であり、

監視の対象であった。

実際、水回りの関係上、昔の男子トイレを改造した暗室は、

いつも、ジメジメと暗く、善からぬ「地下活動」の

舞台としては、まことに相応しかった。

部員以外の問題児をその部屋に匿うことは、

日常茶飯であり、

「ただ今現像中」の札を掲げて探索の手を逃れるのを、

常套手段としていたのである。

もちろん、表向きには、

ちゃんと作品の現像焼付けをやっていたが、

「副業」にも、精を出していた。

問題児たちが持ち込む、米軍基地流出出版物の、

複写とプリントの生産である。

お陰で、複写技術に習熟したが、

暗室が校内の「地下活動の拠点」と、

化していったことも、否めなかった。

顧問の教師はうすうす知っていただろうが、

(彼も、私的にその暗室を使用していたから)

見て見ぬ振りであった。

他の教師たちの中で、特に体育課が強硬で、

執拗な探索の手を逃れるために、いろいろと苦労もした。

先生方の多くは、すでに鬼籍に入られているが、

先ごろ、一緒に「地下活動」に従事した同志の、

級友たちの何人もが、まだその歳というには早いのに、

先に逝っていることを知った。

あの時の笑顔が忘れられない。

その日は、さすがに祈らずにはいられなかった。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2

                                                      NEOPAN PRESTO400)

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2008年7月16日 (水)

新中野にて

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昼前に時間を作って、新中野へ。

「北井一夫写真展 ドイツ表現派 1920年代の旅」を見る。

日曜日に「バウハウス」を見ているので、その意味でも面白かった。

北井氏が、この一連の作品を発表した当時、

批判と不人気で連載中止となったというエピソードは、

今から見れば、

表現者が何を始めようが自由だし、

支持者の勝手な期待を、どんどん裏切っていくのが、

表現者の冥利というものだけど、

まぁ、そんな時代だったのかな。

筆者は「バウハウス」より、断然、こっちのほうが肌にあう。

「表現主義の建築群」を通して、

この重々しくて、陰鬱な空気感、そして倒錯、

モノクロプリントに実に良くマッチしながら、

この時代の臭いを、不思議に、ありありと想起させる。

そうそう、とうに忘れていたけど、

「戦間期の現代ドイツ政治史」 

「ドイツ共産党とドイツ革命、ナチズム」を、

専攻していたんだっけ。

惹きつけられるのも道理だろう。

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2

                                                      NEOPAN PRESTO400)

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2008年7月15日 (火)

上野にて

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上野、芸大美術館で「バウハウス・デッサウ展」を見る。

「バウハウス」とは、1918年ドイツ・ヴァイマールで、

生まれた、建築、美術、デザイン、映像を教える造形芸術学校だ。

1933年、ナチズムよって閉校させられるまで、

ユニークな教育・芸術活動で知られ、

現代の建築・デザインに大きな影響を与えた。ということだけど、

実は「バウハウス」 とりわけ日本で受けているらしい。

展示されている、いろいろな作品群を見ていると、

高度成長期の、工業製品や建築物などのデザインと、

ごく自然に、つながるから、多くの鑑賞者に、

夢や郷愁すら、感じさせるからではないのか。

ヨーロッパで起きた「脱ヨーロッパ的表現活動」

シンプル、機能的、合理的、工業的、

重くなくて、あくまでも「ライト」

やはり、日本人好みだな。

帰りに、日本画専攻の学生や教員による「素描展」に寄る。

会場の学生と歓談する。

このごろ、売れっ子は多いし、絵も売れる日本画。

芸術系受験生の大半が、日本画志望とのことだが、

こちらも、技術はともあれ「ライト感覚」だ。

「もうちょっと、パワーがね」と、感想をいったら、

意外に、素直に「ごもっともです」と。

「洋画専攻の学生とは、どうなの」と聞くと、

「特に確執はないけど、

 彼らは絵画を飛び出し、映像も含めた何でもありの、

 総合ビジュアル表現を模索している。

 でも結局は、日本画でも同じことでは。

 要は、使う画材が違うだけかも」

まぁ、そういうことだろうな。

こっちのほうは、面白かった。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月14日 (月)

マスカルポーネのラグーソースとショートパスタ

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「マスカルポーネチーズ」入りの、

お手軽「ラグーソース」とショートパスタを作る。

今回はちょっと「手の内」を紹介。

…オリーヴオイルと…

 《オリーヴオイルの世界市場が逼迫しているので、

  定番のイタリア産は高価。そこで、スペイン産、もしくは、

  トルコ産がお奨めである。筆者が使っているのは、

  トルコ産のエクストラヴァージンオイルで、

  業務用食材店にて 250mℓ \398》

…プロヴァンスハーブ、塩少々で、牛豚合挽き肉を炒める…

 《オレガノ、ローズマリー、マジョラム、バジルをミックスした、

  ドライハーブ。肉の臭みを抑え「安い肉」の風味を良くする。

  これも一瓶20g \128 この際、塩はケチらずに、

  フランス・ゲランドの天然塩を使うことをお奨めする。

  一瓶250g \300前後だ》

…エリンギのみじん切りを加える。

 カップ1の白ワインでアルコール分が飛ぶまで、しばらく煮込む。

 カップ1の粗漉しトマトを加える…

 《間違っても、トマトピューレやペーストを使ってはいけない。

  塩や調味料が入っているから。何も加えてないイタリア産の、

  粗漉しトマトは一瓶700gで \248 4回分のソースが出来る》

…ちょっと弱火で煮込んで、お味をチエック。塩少々で味を決める。

 仕上げの「マスカルポーネチーズ」を、

 大スプーン一杯、加えて…

 《輸入チーズ市況の高騰につき、高価な「マスカルポーネ」は、

  200g \700以上するので使わず。

  オーストラリア産のスプレッドタイプ・クリームチーズを使う。

  200g \300位 ソース5回分に相当。

  実は「マスカル」を使うのと、

  殆ど味が変わらないと判明したので、ご安心を》

…十分に溶かし、ソースに馴染ませる。

 茹でたてのショートパスタを…

 《これが勧進じゃなかった、肝心。茹でたてのパスタでないと、

  ソースがうまく馴染まない。冷えたパスタは論外。

  こんな当たり前のことをいうのは、冷えたパスタであえる人が、

  意外に多いと知ったからである》

…ソースにあえて、出来上がり。

 通常のラグーソースは、

 具材が多く、煮込みに時間と手間がかかるが、

 この方法だと、手早く、簡単に、美味しく…

 しかも、「本格的なように」出来る。

 Buon appetito !

今日は上野・芸大美術館「バウハウス・デッサウ展」に。

その話は明日に、ということで…

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月12日 (土)

夏野菜のカチャトーラ風ショートパスタ

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パプリカピーマンとズッキーニが安かったので、

「夏野菜のカチャトーラ風ショートパスタ」を作ってみる。

鶏肉のぶつ切りに、プロヴァンスハーブと塩少々を振って、

オリーブオイルで軽くソテー。

適宜に切った夏野菜、パプリカピーマン、ズッキーニなどを加え、

粗漉しトマト、白ワイン、塩少々で煮込む。

煮上がったら、茹でたてのショートパスタを合え、

しばし、馴染ませて出来上がり。

美味しく出来た。

夕刻、天気一時回復するも、夜中に雨のおそれ。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月11日 (金)

虹の立つところ

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新宿に所用あり。

通り道のコニカミノルタプラザ・ギャラリーへ立ち寄り、

「高砂淳二写真展 虹の星 The Rainbow Planet」を観る。

あらためて、虹を撮る難しさを想う。

今頃の季節、かつて筆者も、

北八ヶ岳山中をロケハン中に虹と遭遇して、

慌てて追いかけ、場所を決め、カメラをセットするも、

間に合わずという経験あり。

なかなか待って出るものではなし。

虹を追いかけるほどの徒労もないだろう。

虹といえば、中世世界では、

「虹の立つところ、必ず市を立てるべし」という、

慣わしがあったようだ。

虹は人間世界と神仏の世界に架かる、

「天の橋」であり、そこを渡って、

(2008年2月28日投稿 「橋」怪異 参照)

神仏が示現がすると信じられていたから、

虹を渡ってきた神を迎える祭事として、

市を立て、経済行為が行われたと云うのである。

一方、市のほうにも、

銭のような対価をもって、即座に物を交換しあい、

その場限りで、関係が終る場、

つまり、そこに集うすべての人や物の縁が切れ、

世俗の法や権力、人間関係が一切及ばない、

神仏だけが支配する「無縁の場」になるという、

考え方があった。

市が神の通り道である虹とつながっている。

ふと、虹を追いかけて、虹の立つところに、

立ってみたい、などと夢想してしまう。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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2008年7月 9日 (水)

新聞読むのがしんどい

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このごろ、新聞読むのがしんどい。

記事がつまらないのだ。

朝刊も、夕刊も、開くと、

半日前に、ネットで目にした記事ばかりだ。

じゃあ、コラムはというと、

これが、一番つまらない。

書き手の「読ませたい」「伝えたい」という熱意が、

まったく感じられないし、

同ネタものが溢れている。

昔は、もうちょっと、何か、引っかかって、

エキサイトする文章があったような気がする。

まぁ、読み手も多少、年食ったせいもあるけど…

今でも、辛うじて役に立っている記事といえば、

文化面での、折々の投稿と芸術・各学会の動静、

日曜日の読書欄と出版社の広告、

各美術館・ギャラリーの展示案内、

社会面の死亡記事、

この中で読後に残るのは、決まって外部からの投稿だ。

このままだと、月々の購読料が、

経費節減の対象になってしまうのも致し方なしか。

大学生のころ、学内の図書館に、

その日の主要各紙、全国の地方紙が読める部屋があった。

地方出身者が多かったせいか、その部屋はいつも満員で、

熱気がこもり、皆、黙々と紙面に目を走らせていた。

そこが友との、待ち合わせと語らいの場だった。

いい時代だったのかな。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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2008年7月 8日 (火)

そもそも、インパクトがね

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平泉の世界遺産登録延期が正式に決まった。

前にも触れたとおり、やむを得ないと思う。

(5月24日 投稿 「逆転」参照)

ユネスコに提出した、推薦書には、

「浄土思想を基調とする文化的景観」という、

コンセプトが謳ってあったそうだけど、

ピンとくるであろうか。

いかにも取って付けたようで解かり難い。

この世界遺産騒ぎは、88年、国道バイパス工事で、

奥州藤原氏の居館跡・柳之御所遺跡が発見されたのが、

発端だったと記憶する。

工事変更で遺跡が保存されることになったのは良かった。

中世前期の東北に、

奥州藤原氏王権というべき政権が存在し、

その都であった平泉が、京、博多、鎌倉と比肩しうる、

中世有数の都市的な場だったことも、実証されて、

中世史では画期的な発見になったのだが、

これは狭い世界での話だ。

それが、どこで膨らんでいったのか。

現存する、目に見える遺物は中尊寺金色堂くらいで、

あとは発掘されたか、発掘中の地下遺構のみ。

そもそも、インパクトが足りなかったし、

世界に是非とも伝えたい、明確なメッセージも無かった。

確かにあったのは、観光商売の打算だけだとすれば、

とうに見透かされている。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月 6日 (日)

愛あるところへ

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午前中、銀座へ。

「平カズオ写真展 ブリュッセル 欧州の十字路の街で」

(ニコンサロン 7月8日まで)を観た。

会場をゆっくり一巡して、しばし黙考する。

見終わって、心温かくなるのは何故か。

一枚一枚に、さりげなく、ささやかだけど確かに、

「愛」が写し撮られているからではないか。

撮影者は、「愛」がこぼれ落ちた一瞬を逃さない。

親子、兄弟、男女、友、仲間、市民、飼い犬…

過日、中欧・ブリュッセルの祭日、時を越えて東京。

時と場は、選ばれているけど、

本当は、いずれも選ばないのが「愛」だろう。

心に「痛み」を持ったことがある人なら、

この撮影者が静かに発し続けているメッセージを、

逃すはずがないだろう。

「飼い主を待つ犬の眼差し」が印象に残る。

受付けの女性の方に、感想とお礼をのべて会場を後にした。

いつものように、プランタンのビゴに寄りパンとデザートを購入。

新メニュー、「バンド・ミラベル」(写真上3)はお奨めだ。

さくっとしたパイ生地に、アーモンドクリーム、

ミラベルの実(西洋スモモ)をのせて焼き上げた、

フランスの気どらないデザート。

今日は、穏やかな黄昏をむかえそうだな。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月 5日 (土)

真夏日

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梅雨明けには、まだ早いが、

東京は、今年最初の「真夏日」だった。

午前中から、湿気を帯びた風が頬を撫でる。

最寄りの量販店で、本日発売の「リコー・GX200」を手に取る。

液晶ビューファインダー付きキットの在庫は十分だが、

ファインダー無しキットは当面、扱わないらしい。

中野の「Fヤ」では、ファインダー無しキットのほうが、

開店同時に売り切れ。

旧型GX100の中古も品薄で、

下取り買い替えが意外に少ないからだという。

購入層も、ほぼ固定化してきたようだ。

GX200の操作感は、GX100とほとんど変わらず。

スムーズに使えると思う。

とりあえず、次の入荷を待とう。

暑い一日だったけど、

夕刻、北方に巨大な金床状の積乱雲を認む。

日没後、豪雨のおそれあり。

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(写真 Caplio GX100)

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2008年7月 4日 (金)

タポスじゃなかった、タスポ問答

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エレベーターに先客二人あり。

30歳代くらいの会社員風男性と、70歳代くらいの女性。

「自販機でタバコが買えないよ。どうしたんだろ。

 大変だ。コレがないと、やってられないんだよ」

「今月から、タポスじゃなかった、

 タスポっていうのが必要になったんですよ」

「なんだい、そりゃ」

「カードですよ。自販機で買うときに使う」

「どうすりゃ、いいんだい」

「お店にある、申し込み用紙に書いて送るんです。

 それと、なんか身分証明書を…」

「面倒だーね。それで、あんたは持ってるの」

「いいえ。僕も面倒だから、コンビニで買っているんです」

「…」

筆者

「…」

筆者は、もとより、喫煙者でないから、この会話には加われず、

ささやかな、疎外感を味わう。

本当に面倒だなと思う。

この国の人々は、なぜ、こうも自販機にこだわる。

酒もタバコも、昔ながらの対面販売で済むことだ。

今すぐ出来る、いや、もうやってるじゃないか。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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2008年7月 3日 (木)

女人禁制

7月に入った。

例年の如く、京都祇園祭のニュースあり。

中世風に言えば、祇園御霊会だな。

上杉本洛中洛外図屏風に、

中世後期の山鉾巡行の様子を見る。

鉾の囃子台上に女性と思われる人物が、

描かれているので、論争になったものだ。

手前、角の「唐輪髷」を結う二人は、

ほぼ、女性と推定されている。

時に、誰かが「伝統だ」なんて言い張る女人禁制は、

多くが近世、いや近代の産物の可能性がある。

中世の絵画史料が、

しばしば、現代に突きつけてくる真実か。

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(写真 Caplio GX100)

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2008年7月 2日 (水)

黒いアゲハチョウ

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一匹の黒いアゲハチョウが、

外へ逃れようと、窓ガラスの周りを、

しきりに飛び回る。

小学生の頃、近所に、

何十匹ものアゲハチョウが群集するスポットがあり、

捕虫網をもって、追い回したことがある。

すると、悪ガキの友のひとりが、真顔で、

「アゲハチョウは死んだ人の魂だから、捕っちゃいけない」

と言って、筆者を制止した。

ちょうど今日のような、初夏の晴れた昼下がりだった。

群集して乱舞するチョウを凶兆であると、

記すのは、吾妻鑑であったか。

アゲハチョウに強い呪性があったらしいのは、

平氏の家紋に使われたり、

甲冑などの武具に意匠されていたことからも窺える。

昆虫、特に飛翔する蝶や蛍を人の霊とみるのは、

中世世界に遡る感覚と言ってよいかもしれない。

あの頃の横浜・金沢では、たしかに、

まだ、子供にそう言って聞かす大人がいたのだ。

(写真 Caplio GX100)

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2008年7月 1日 (火)

ブナ林でみる夢

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上高地の入り口、中の湯では、

エゾハルゼミの合唱が聞かれる季節になったという便りあり。

長い雨が一瞬止み、雲の切れ間から日が差して、

ブナ林で「コンサート」がはじまる。

その中に身をおくと、

何とも不思議で、懐かしい気分におそわれるのだ。

時が止まり、遠い昔へ引き戻されるような…

ふと、此処で、

永久の眠りに就けるなら、と想う時がある.。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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