« 愛あるところへ | トップページ | 新聞読むのがしんどい »

2008年7月 8日 (火)

そもそも、インパクトがね

Rimg14512

Rimg14515

平泉の世界遺産登録延期が正式に決まった。

前にも触れたとおり、やむを得ないと思う。

(5月24日 投稿 「逆転」参照)

ユネスコに提出した、推薦書には、

「浄土思想を基調とする文化的景観」という、

コンセプトが謳ってあったそうだけど、

ピンとくるであろうか。

いかにも取って付けたようで解かり難い。

この世界遺産騒ぎは、88年、国道バイパス工事で、

奥州藤原氏の居館跡・柳之御所遺跡が発見されたのが、

発端だったと記憶する。

工事変更で遺跡が保存されることになったのは良かった。

中世前期の東北に、

奥州藤原氏王権というべき政権が存在し、

その都であった平泉が、京、博多、鎌倉と比肩しうる、

中世有数の都市的な場だったことも、実証されて、

中世史では画期的な発見になったのだが、

これは狭い世界での話だ。

それが、どこで膨らんでいったのか。

現存する、目に見える遺物は中尊寺金色堂くらいで、

あとは発掘されたか、発掘中の地下遺構のみ。

そもそも、インパクトが足りなかったし、

世界に是非とも伝えたい、明確なメッセージも無かった。

確かにあったのは、観光商売の打算だけだとすれば、

とうに見透かされている。

(写真 Caplio GX100)

|

« 愛あるところへ | トップページ | 新聞読むのがしんどい »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/488563/22141466

この記事へのトラックバック一覧です: そもそも、インパクトがね:

« 愛あるところへ | トップページ | 新聞読むのがしんどい »