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2008年7月11日 (金)

虹の立つところ

Fh000008

新宿に所用あり。

通り道のコニカミノルタプラザ・ギャラリーへ立ち寄り、

「高砂淳二写真展 虹の星 The Rainbow Planet」を観る。

あらためて、虹を撮る難しさを想う。

今頃の季節、かつて筆者も、

北八ヶ岳山中をロケハン中に虹と遭遇して、

慌てて追いかけ、場所を決め、カメラをセットするも、

間に合わずという経験あり。

なかなか待って出るものではなし。

虹を追いかけるほどの徒労もないだろう。

虹といえば、中世世界では、

「虹の立つところ、必ず市を立てるべし」という、

慣わしがあったようだ。

虹は人間世界と神仏の世界に架かる、

「天の橋」であり、そこを渡って、

(2008年2月28日投稿 「橋」怪異 参照)

神仏が示現がすると信じられていたから、

虹を渡ってきた神を迎える祭事として、

市を立て、経済行為が行われたと云うのである。

一方、市のほうにも、

銭のような対価をもって、即座に物を交換しあい、

その場限りで、関係が終る場、

つまり、そこに集うすべての人や物の縁が切れ、

世俗の法や権力、人間関係が一切及ばない、

神仏だけが支配する「無縁の場」になるという、

考え方があった。

市が神の通り道である虹とつながっている。

ふと、虹を追いかけて、虹の立つところに、

立ってみたい、などと夢想してしまう。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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