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2008年8月14日 (木)

「古代ドラム」の音

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北京五輪開会式の演出に、

違和感を感じた人は少なくないと思う。

「やっぱり、中国って凄いじゃん」風の、

古代帝国への憧憬ぶりが異様であった。

秦の始皇帝の兵馬俑兵士が雲霞の如く現れ、

「古代ドラム」の音に合わせて一斉に動く。

その音が耳にこびり付いてしまった。

古代や中世の軍勢は、太鼓や鐘の音を合図に行動した。

雷鳴を想わせる音は、

味方の士気を鼓舞し、

敵を威嚇するにも十分であったろう。

今でも、効果はあるかも知れぬ。

でも、自らのナショナリズムやアイデンティティを、

このあたりから、アピールするしかないとするなら、

こういった感性を豊かだとは言えないな。

その歴史上の「音」の問題について、関心が湧いてきたので、

「中世の音・近世の音 鐘の音の結ぶ世界」

(笹本正治著 講談社学術文庫)

を購入。この週末にむけての読書とする。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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