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2008年8月19日 (火)

北条一族は温泉好き?

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兼好が世話になったのは、金沢・北条氏だが、

この北条一族に、筆者は何故か惹かれるものを感じている。

権謀術数と血で血を洗う抗争を重ねて、

鎌倉幕府のみならず、国中の富と権力を牛耳るに至ったという、

あまり芳しくないイメージがあるし、もとより名門ではない。

桓武平氏の一流で、伊豆に土着した豪族の出という説も、

最近では疑問視され、出自不明が実態なのだ。

彼らは短期間で全国に拠点を築いたが、その殆どが、

海陸の交通の拠点、気候温暖、豊穣の地である。

去年の秋、山梨・笛吹市の石和温泉に浸かりながら、

勝手に思いついたことがある。

石和も、鎌倉後期に金沢・北条氏の領地だったらしい。

この温泉は戦後発見されたものだけど、昔のことはわからない。

北条一族の本拠地、伊豆は温泉が豊富だ。

修善寺や熱海も、彼らの領地だったという説がある。

信濃国の一族の拠点、上田・塩田荘も別所温泉に近い。

九州の彼らの拠点があったという、熊本・阿蘇、

万願寺温泉には北条時宗の肖像画が伝わっている。

ひょっとして、彼らは温泉好きだったのではないか?

中世世界では、温泉は死病を癒し、

復活、再生をもたらすと信じられていた。

温泉は、有難い神仏の霊験を示すものだから、

最寄りに、有力な寺社などの宗教施設を伴うことが多い。

当然、彼らはそっちにも、大いに魅力を感じていたはずだ。

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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