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2008年8月 8日 (金)

東博本館

Fh000034

小学生のころ、

上野の東京国立博物館(東博)へ行くと言えば、

父親は無条件に遠出を許してくれたと記憶している。

横浜から、一人電車に乗ってよく出かけた。

いま思えば、変にジジイ臭いガキだった。

東博の本館は、大きく暗く、

そこには、独特の臭いが漂っていた。

昼下がりは、訪れる人も疎らで、

時折、階段を上り下りする足音だけが響き渡った。

めっきり少なくなってしまった昭和初期の建築だけど、

その和洋折衷の異様な外観に、

親しみを抱いたことはない。

でも、今は不思議な親近感を覚えてしまう。

東京という都市の現代史の生き証人が、

「父親」のように、そこにいて、

愛おしく思えてならないからだ。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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