« 高尾ぶどう | トップページ | 雷鳴と太鼓の音 »

2008年9月 4日 (木)

「デカダンス」

00550024

首相の突然の辞任に、

あちこちからの、批判、呆れ、嘆きの声が、

出尽くしているようなので、

もう、ここで言うことはあまり無い。

でも、この一年で唯一つ、評価というか、

まぁ、大過無かったことといえば、

近隣のアジア諸国と無用な喧嘩を起さなかったことだ。

その点だけにおいては、彼は「大人」であった。

今、一番大事なのは、国内の深刻な諸問題だろう。

これに対するには、人並み優れた誠実さと言葉、

そして、忍耐力が必要なのだが、

彼に、もともと、

そういうものを、期待してはいけなかったのだ。

後釜を狙っている何人かの政治家がいる。

歴史的に見るなら、

こういった状況の中で出てくる「人気者」に期待は禁物である。

しばしば、人々をどん底に突き落とすような、

軽はずみな人物がチャンスを掴む可能性がある。

ここは、今、手にしている議会制民主主義を、

正常に機能させることが最優先だ。

総選挙と政権の交代は自明であろう。

それが出来ない国民なら、

かつて、丸山真男が何処かで話していたのを聞いたけど、

「この国の政治的デカダンスも極まった」ということだ。

同じような、末期的な状況の中で、

政権を放り出した徳川慶喜を想い出す。

彼が土壇場になって気にしたのは、「朝敵」にされる、

自分のメンツだけだったと云う。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2

                                                       NEOPAN400 PRESTO)

|

« 高尾ぶどう | トップページ | 雷鳴と太鼓の音 »

日々の写真とエッセイ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 高尾ぶどう | トップページ | 雷鳴と太鼓の音 »