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2008年12月16日 (火)

今年の「大河」(2)

B08121501

今年の「大河ドラマ」は近年になく、人気だったという。

ドラマとしては、より現在に馴染んだからであろう。

最終回は、じっくりと視た。

だけど、「大河」は「大河」であるから、

世の中にはこれを「史実」と考える人もいるので、

歴史的な視点は、しっかりと押さえて欲しいと思う。

今年の「大河」の評価出来るところ。

まず、女性が主人公だったこと。

「大河」で女性が「本当の」主人公であった例は少ない。

(最近の「利家と松」や、「一豊の妻」は厳密な意味では疑問符)

筆者が覚えているのは、1994年の日野富子の「花の乱」

人気はイマイチ(大河歴代最低の視聴率とも)だったけど、

舞台の室町中期と応仁文明の乱は、

まさに「ミッド」な中世世界であって、

(中世史オタクの筆者の見解ではあるが)

扱った時代と登場人物は、非常に面白かった。

古代、中世、近世、近代を通して、残念なことに、

この国では、歴史上の女性の記録は、

ごっそりと抜け落ちていることが多い。

生没年はもとより、名前もだ。

だから、地道に掘り起こし、脚光をあてる作業が欠かせない。

少しずつだが、成果はあがっている。

中世世界での女性の立場は、場合によっては、

近代より、自由で強かったことも解かってきた。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PR400)

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