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2008年12月18日 (木)

神仏の領域

B08121701

今でも、人のままならぬものは景気である。

世に「経済学者」は溢れていても、

事後的、所与的な分析を専らにして、

実際に有効な対策を打つことは難しい。

経営者の間に「神頼み」が廃れないのも不思議ではないだろう。

中世世界では、

経済活動と景気は、自然災害と同様に、

人知を超えた「神仏の領域」にあると考えられていた。

金融業や商業に従事する人々の多くは、

有力寺社勢力の配下にある宗教関係者で、

しばしば、権力の規制を受けずに自由に活動し、

非課税の特権も有していたという。

経済と宗教の相性の良さは根が深いのだ。

大地震の予想のように、景気も「神のみぞ知る」では、

中世世界と大差がないように見えてしまう。

「近代経済学」は「恐慌の歴史」の反省から始まったのだから、

真価が問われるはずだ。

(写真上 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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