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2008年12月26日 (金)

「天国」はこの世にある?

B08122501

9.11が起きてから、アメリカ人の「死」に対する捉え方が、

一変したのではないかという。

クリスマス・イブのABCナイトラインで、

「死んだらどうなる」というテーマの特集を視る。

「死」が今までより、もっと差し迫った問題になったのだ。

伝統的なキリスト教徒がよく考える、

「死は怖くない。単に隣の部屋に移るようなもの」

「死んだら天国で、永遠の命で終わり」に、

正面から異論を唱える、あるイギリス国教会の司教が紹介される。

彼は貧困地区で活動している。

「誰でも、死は本当に恐ろしい」

「死んだら天国など、一時的なことに過ぎない」

「我々はすぐに、この世に戻る存在だ」

「天国が目標なのではなく、この世が目標なのだ」

「戦争や貧困、経済が良くならないでどうするのか」

「神の国はこの世にある」

同じようなことを、日本の大阪・釜ヶ崎で活動する、

カトリック・フランシスコ会司祭、本田哲郎氏の著書、

「釜ヶ崎と福音」(2006 岩波書店)でも読んでいる。

釜ケ崎と福音―神は貧しく小さくされた者と共に
釜ケ崎と福音―神は貧しく小さくされた者と共に

確かに、問題は「この世」なのだ。

「来世」や「天国」は、

問題ではあり得ない。

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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