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2008年12月 4日 (木)

「転生」を信じるのか

B08120301

ABCのナイトラインで、

「転生」を信じるのか、というテーマで特集をやっていた。

アメリカ人の4人に1人は信じているのだという。

この報道番組は宗教とか死とかいった問題を、

ターブ視せず、正面から取り上げている。

肯定する側、否定する側に予断なく、

公平冷静に取材しているのがいい。

「霊能者」がレポーターを催眠にかけ、

前世を思い出させる実験では、

心理学者は、無意識のうちに自分の既知の情報を、

「前世」ということで辻つまを合わせ、再構成いるだけだと解く。

自分の「前世」を実際に証明して、

「前世の家族」を探して出して再会したと、

主張する女性も出てくるが、これも、

自分が熱心に調査した情報を後付けで、

彼女が「そうであって欲しい」と思うあまりに、

都合よく合理化してしまった可能性を指摘する。

輪廻・転生を教義に入れるヒンドゥー教や仏教の、

現代アメリカ人に及ぼした影響にも触れるが、

もっとも、釈迦は悟りに至って、

「我後有を受けず」(死後の存在はない)と断言しているから、

本来の仏教は無霊魂論で転生否定である。

それはそうとして、

筆者はどうなのか訊かれれば、

論証も反証も出来ないし、

「信じる」という範疇にはないということ。

まぁ、端的に言えば「わからない.」

今、自分がここで生きていることでさえ、

「信じる」にあやふやなのであるから。

でも、釈迦の言ったことには、

うまくは言えないけど、

どうやら真理の一端を感じるような…

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PBNC400)

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コメント

釈迦が目指したのは、それまでのご当地宗教で当然であった輪廻からの解脱なのです。
そのために修行をし、悟りを開いた瞬間に輪廻から解脱できたのです。
輪廻しませんから当然転生もしませんし、永遠の死を喜びとともに得られたのです。
だからどこかの宗教で、釈迦は何億年かの先に救済のために戻ってくるというのは間違いです。
もし戻ってきたら悟りが開けていなかった事になり、解脱もしていなければ、たんなるオッチャンであった事になり、信者はガッカリです。
そういう点で、日本の仏教にはあの世があったり、魂があったりと、土着性が濃いですね。

投稿: satobo | 2008年12月 4日 (木) 21時34分

「仏教徒」と自称する人ほど、
こういう基本的なことを知らないのは、
困りものですがね。
でも、釈迦の時代の小乗はともかく、
大乗になると、色々な要素が入ってきて、
ごった煮状態になったのも事実。
「死んだら何も無いよ。一切は無」
と言われれば、一般受けしません。
その辺の事情で、
「方便」を使うようになったのは、やむを得ないでしょう。
私は「神仏混合」「本地垂迹」の、
「中世日本仏教」も愛しております(笑)
「方便」に徹しつつも、
本来の釈迦の教えをしっかりと押さえている、
浄土真宗はいいと思いますよ。

投稿: kansuke | 2008年12月 5日 (金) 00時06分

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