« 帆立とエビのバジルソースパスタ | トップページ | 「死を覚えよ」 »

2009年1月16日 (金)

戦うべきなのか

B09011503

昨日のニュースに、

がん患者と医師、看護師を対象にした、

あるアンケート結果を報じたものがあった。

望ましい死を迎えるためには、がん患者の81%は、

「最期まで病気と戦うこと」と回答したが、

医師は19%、看護師も30%にとどまったという。

医療側と患者側の意識の大きなギャップが浮き彫りになる。

Yさんのことを思い出す。

4年前、父親の入院付き添いで、ほぼ1年病院に通っていた頃、

1ヶ月前に緊急入院して、

すでに末期と判っていたYさんと知り合った。

病気のことは、一切話題にしなかったけど、

筆者は、デジカメの撮影と日記をPCに綴ることを勧めた。

彼は全ての治療を中止して、鎮痛剤の投与のみと決め、

最期の日々を写真と日記に残した。

本当は、3ヶ月以内と宣告されていたのに、

6ヶ月以上も伸び、安らかな最期を迎えられたこと。

そして、写真と日記が入ったPCが「宝物」のようになったこと。

後で、ご家族から思いもかけず感謝されて、そのことを知った。

でも、このような経験はYさんだけだ。

他の筆者の知人は、病気が判ると皆、

「最期まで戦うと宣言」して、敢えて辛い治療を選び、

宣告通りの時間で、否、もっと短い時間で力尽きた。

今でも、どっちがいいと簡単に言うことは出来ない。

本人より、まわりにいる者の方が、

冷静にものが見えてしまうのは、辛いが真実に近いと思う。

医療側と患者側の「対話」がもっと、もっと必要なのは確かだ。

(写真 GX200)

|

« 帆立とエビのバジルソースパスタ | トップページ | 「死を覚えよ」 »

」カテゴリの記事

コメント

kansuke様

毎日、Blog拝見させて頂いております。

8×10連合新人の三好です。

私の父、『三好徹明』は今、癌と戦っております。
kansukeさんの表現された戦いとは別の戦いかも知れませんが。。

気付いた時には末期の膵臓癌で余命三ヶ月でした。

それから二年近く経とうとしております。

本人の生き方、それ以上によい医師との出会い。多くの偶然と必然が重なり合って命というものが存在していると思います。

一つの例としてお役たつかわかりませんが、
父の日記が記載してあるホームページアドレスをお知らせ致します。

http://www.tetsuaki.net

投稿: studioloveshin | 2009年1月16日 (金) 21時00分

はじめまして。
拙ブログをご覧頂きありがとうございます。

確かによい医師、よい看護師との、
出会いは欠かせませんね。
私の父親の場合もそうでした。
彼らと本音で、
かなり熱い議論を交わしたものです。

病院で多くの患者さんと知り合い、
また、多くの知人を送りましたが、
本音では「戦うな」と言いたいにもかかわらず、
未だにそう言い切れないでいる、
私なのです。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: kansuke | 2009年1月16日 (金) 22時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 帆立とエビのバジルソースパスタ | トップページ | 「死を覚えよ」 »