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2009年2月13日 (金)

繋がっている

B09021001

中世世界で起こったことにこだわり続けている。

我々の生きる現代社会と、

一体、どんな関係があるのだと聞かれそうだけど、

筆者はしっかりとした繋がりを感じている。

今なお盛んな風習や迷信。

縁起かつぎ、畏怖、穢れ、差別…

世襲や血筋、あるいは美意識、伝統芸能といわれるものまで…

ひとつひとつを調べていくと、

確実な文献史料で遡れるのは、

中世後期の室町期までということが実に多いのだ。

それより先の時代は一挙に史料が少なくなって、

伝説の世界になってしまう。

現代社会では、とっくに根拠や合理性を失っているはずで、

時には、人格や人間性を暴力的に否定しまうような、

不条理というべきもの。

それらが形を成し、根付き始めたのは中世後期の世界だった。

今に残る風習や迷信の類は、まさにその上に乗っかっている。

言うまでもないが、

その歴史的な背景や理由を知ろうともせずに、

ただ守ることだけに価値を見出しているのなら、

馬鹿げたことになる。

(写真 GX200)

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