« 「方言だ」なんて… | トップページ | 水菜のパスタをつくる »

2009年2月23日 (月)

「美しいものを美しく」

B09022102

先週に続いて、日曜美術館を視る。

現代日本画家、加山又造と横山操。

「現代の琳派」といわれる加山の作風は、

軽やかに「美しいものを美しく」表現する、

まさに「花鳥風月」の世界だ。

対する横山のそれは、

正反対のような、重く力強い社会派というべき作風である。

この二人、表面的には反発しているようで、

実は深く影響し合い、理解し合っていた…

そう、「花鳥風月」なんて月並みだというのは容易いけど、

(加山は専門家から素人受けする作風として軽視されていた)

「美しいものを美しく」表現することは、

実際は簡単ではなく、高度なテクニックを要するのだ。

ゲストの五木寛之氏は、

「汚いものを美しく、美しいものを汚く」の、

「伝統の批判的継承」は、そんなに難しいことじゃないと指摘する。

「花鳥風月」の伝統を敢えて諦観した、

加山の作風の高い精神性に注目すべきとも。

今までの加山評に一石を投じた感じで、面白かった。

(写真 GX200)

|

« 「方言だ」なんて… | トップページ | 水菜のパスタをつくる »

美術史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「方言だ」なんて… | トップページ | 水菜のパスタをつくる »