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2009年3月26日 (木)

1944年の空気

B09032003

フォン・シュタウフェンベルク大佐にはカリスマがあり、

実に魅力的な人物だったという。

映画「ワルキュウーレ」では、

主役のトム・クルーズにそれが感じられないということで、

遺族からクレームがついたようだ。

ドイツ政府が問題視したトム・クルーズの新興宗教のこともある。

一連のゴタゴタで撮影が遅延し、

ベルリンでのロケの許可が出るのにかなり手間取ったりした。

この歴史的な事件と正面から対峙するには、

まだ、乗り越える課題があるのだろうが、

やはり、ドイツでつくって欲しい映画だった。

「ヒトラー ~最期の12日間~」のように…

人間としてのヒトラーの内面と実像に迫るというタブーへの挑戦は、

画期的だったし、最新の研究成果を反映していた。

歴史考証も良く、当時の空気が感じられた。

「ワルキューレ」は頑張ってはいたが、

アメリカ映画の限界があったかもしれない。

1944年の戦時下のドイツの空気を、

本国の人しか判らない微妙なところまで描かないと、

この映画の主題がまったく生きてこないと思うからだ。

(写真 GX200)

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