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2009年4月18日 (土)

否定的な評価(2)

B09041702

甲陽軍鑑では武田勝頼のことを「強過ぎたる大将」と評し、

長篠合戦の際のいきさつを述べている。

明らかに数で勝り、三重の防柵に拠って、

準備万端の織田軍を前にして、

信玄以来の名だたる重臣たちは勝頼に対し、

ひとまず撤退し、追撃してきた敵を領内に引き込んで戦うか、

持久戦に持ち込むべしと諌言したという。

だが、勝頼の取り巻きの一人が一々反論して、

重臣たちを面罵したため、勝頼も大いにその気になって、

嚢祖の象徴と言うべき「御旗、楯無の鎧」の前で、

「あくまで攻撃」と誓文を立ててしまった。

この誓文を立てると武田家では、

一切方針変更は出来ないしきたりであるから、

重臣たちも従うしかない。

結果はいうまでもなかったが、

多くの名のある重臣たちを討ち死にさせてしまう。

今でも、どこかで聞いたような…

例えば、何かにつけて先代と比べられる二代目が、

先代からのスタッフの諌言を無視して功をあせる。

しかも、彼は往々にして自信過剰な優等生タイプ。

そうしてみると、結構、現実味がある話になってきて面白い。

(写真 GX200)

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