« 新玉葱のパスタ | トップページ | 否定的な評価(2) »

2009年4月16日 (木)

否定的な評価(1)

B09041501

「天地人」で、最近ちょっと注目している登場人物がいる。

武田勝頼である。

武田家滅亡時の当主として、今まで何かと否定的な評価が多く、

父親の信玄とどうしても比較されてしまう損な役回りだった。

本当に「不肖の息子」だったのだろうか。

そこで、再び甲陽軍鑑を読み返していると、

もっと複雑で深い事情があったようにみえてきた。

そもそも、「軍鑑」が著述された動機が、

信玄の代からの老臣である高坂昌信(弾正)が、

若い当主勝頼と側近の失態を憂い戒めるところにあり、

本文も、必死に彼らを説諭するような体裁をとっている。

(高坂の焦燥感が痛切に伝わってくる)

信玄の死去直後から武田家内に、

相当深刻な危機が顕在化していたことが窺えるのだ。

ドラマではこれから武田家滅亡も描いていくのだろうが、

どんな勝頼像をイメージしていくのか気になる。

(写真 GX200)

|

« 新玉葱のパスタ | トップページ | 否定的な評価(2) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 新玉葱のパスタ | トップページ | 否定的な評価(2) »