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2009年5月22日 (金)

「千体地蔵」

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「正福寺・地蔵堂」は「千体地蔵堂」とも呼ばれる。

祈願のある人々は小地蔵尊像を1体借り受けて持ち帰り、

成就の際にもう1体添えて奉納したという。

堂内には江戸・享保年間に奉納されたものを中心に、

多くの尊像が残るが、今でも近くの和菓子舗にて、

小地蔵尊像の有料頒布が受けられるそうだ。

「地蔵信仰」が息づいているわけだが、

これはかつて、この辺りが都市的な場であったことも窺わせる。

街道、辻、市、境界地には地蔵が祀られることが多いからだ。

ここの「地蔵信仰」が中世に遡るのは確かだろう。

中世世界では、地蔵は道祖神、賽の神、宿神と習合する。

因みに、この中の宿神は市の守り神、

芸能民の神、後ろ戸の神、魔多羅神であり、

猿楽能者が崇敬した「翁」へも繋がっていく。

(写真 GX200)

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