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2009年5月20日 (水)

中世の職人の仕事

B09051901

「番匠」と呼ばれた中世の木工たちの仕事。

製材は、まず「ちょうな」で荒削りして、

(写真下 鎌倉後期の建築現場 下の男が使っている工具)

「槍鉋」で(同写真 上の男)で仕上げるという方法をとった。

仕上がった木材の表面は平滑にはならず、

微妙に、波打ったような削り痕が残るから、

これが中世、あるいは古代建築の証になるのである。

ところが、16世紀以降の近世になると、

現代も使われている「台鉋」が現れる。

木材の表面は鏡のように平滑に仕上がり、

しかも規格品の量産が可能になった。

中世の職人の仕事の証でもある「槍鉋」痕を、

見つけるたびに、筆者は確実に「中世世界の息吹」を感じ、

魅かれてやまないわけなのだ。

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(写真 GX200,CX1)

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