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2009年6月30日 (火)

2485人

上杉本洛中洛外図屏風には、左隻1260人、右隻1225人、

合計2485人の老若男女が描かれている。

現物を観ると、ガラスケース越しではあるが、

だいたい50㎝の距離で、それぞれの人物の大きさが、

25㎜~30㎜位にみえる。確認のために手持ち資料の図版から、

屏風の実寸法にあわせて計算したら、ほぼ同じだった。

実際、これはかなり小さく感じる。

極細の筆で極めて細密に、人物の表情、しぐさ、

髪型、被り物、衣装、持ち物が描き込まれているから、

その人物がどのような身分職種なのか、類推も可能だ。

しかも、筆致は一気呵成、何の迷いが感じれらない。

まったく、驚きの連続なのだ。

下の部分は管領斯波氏邸門前で闘鶏をみる武士たち。

その中に、一人だけいる貴人らしき少年は、

この上杉本洛中洛外図屏風の本当の注文主である、

足利義輝本人であろうという、魅力的な仮説がある。

B09062902

(写真 CX1)

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