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2009年6月 2日 (火)

ドクダミの匂い(1)

B09060101

日陰に、ドクダミのあの匂い(臭いか)をイメージする季節になる。

ドクダミと言えば、和漢薬に用いられる薬草だけど、

この頃、行きつけの漢方薬局でもっぱら話題になるのは、

本日施行の「改正薬事法」のこと。

小規模だが、地方でこつこつと真面目に、

和漢薬をつくり続けている薬局が困り果てている。

 (このような和漢薬の中には優れた製品が少なくない。

  筆者も一方ならぬ世話になっている。これは否定出来ない。

  しかも、今回、副作用の軽重で分類された薬品の中では、

  殆んどが軽くて問題にならないカテゴリーに入っている)

昔から、顧客が全国にいて、

電話や葉書で注文を取るやり方を続けてきが、

これがネット販売と一緒にされて、対面販売が必須となり、

「違法」となってしまったのだ。

 (それも監視方法と罰則がはっきりしない変な法律なのだが)

こういった薬局の経営者と顧客は多くが高齢者である。

ネットでやっている人は皆無に近いという。

 (彼らはネットを全く信用せず、本当に判ってくれる店や顧客しか、

  相手にしたくないからだと話している)

2年間の「猶予期間」とやらが設けられたらしいが、

お先真っ暗な状態のままだ。

そもそも、この「改正」には悪い話が絶えない。

副作用の強い薬品が通販で無制限に流れるのを防ぐという、

「正当な理由」の影に大手流通業者の、

薬品販売参入の利権がチラつき、

そこに与党大物政治家もうろつきだしている始末…

その一方で、深刻な副作用が懸念される神経系の薬が、

「合法的」に大量に出回っている事実には、

誰も触れることが出来ないでいるのだ。

(写真 CX1)

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コメント

ドクダミはウチの庭にもたくさん咲いています。
今日庭を一面、全部ドクダミにしている家を見かけました。
サイタマには、不思議な所があります。
日本の庭には、結構、薬理作用や毒性のある花木が植えられています。ジャクナゲ、クチナシ、ジギタリスはいい方ですが、馬酔木、沈丁花、夾竹桃は、身近なのに毒性がありますね。
以前、夾竹桃の葉を煎じたものを飲んで、自殺を図った若い女性を診たことがあります。「自殺マニュアル」という本に紹介されてあるのを見て、思いついたと云っていました。心毒性があるので、心停止することがあります。

投稿: 胸の振り子 | 2009年6月 2日 (火) 21時32分

私の横浜金沢の旧居でも、
北側の日当たりの悪い湿った場所が、
彼らの独壇場でした。
この植物は栽培するというよりは、
蔓延ってしまうものなんでしょう。
「ドクダミ茶」(効能は利尿下剤)
を飲まされたことがあります。
生は「匂い」が気になりますが、
乾燥するとそうでもありません。
この国の庭木に薬理作用や毒性があるものが、
多いのは偶然ではなく、
昔から栽培して利用する知恵があったからだと思うのです。
病や怪我から自分で身を守るしかないんですからね。
今では失われてしまった知恵ですが…

投稿: kansuke | 2009年6月 2日 (火) 23時08分

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