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2009年6月 6日 (土)

「組合員」

B09060501

第二回東京8x10組合連合会写真展開催の動きが具体化してきた。

会期や会場の選定も順調に進んでいるようだ。

すでに触れたように、今回、筆者は後方支援にまわるが、

今、あらためて2年前に参加した第一回展のことを思い出している。

この前も、組合の設立提唱者であって会頭職にある、

里坊氏と、しみじみ語り合ったのだけど、

最初のコンセプトが実に魅力的だったことだ。

このデジタル全盛の時代に敢えて、

古い古い銀塩フィルムを用いる大型8x10カメラを持ち出し、

東京という都市と対峙する企てが、

新鮮で、無謀で、酔狂で、痛快であった。

しかも、その集団は、

「~協会」や「~連盟」「~クラブ」なんて名乗らない。

あくまで「組合」であり、「組合員」なのである。

これは「偉そうに余暇に大型カメラを撫で回す上から目線」を、

完全否定して、腕まくり、ねじり鉢巻で8x10カメラを引っさげ、

東京の地べたを這いずり回って、

真面目な写真表現を欣求する、

水平志向の集団であることを表明しているに他ならない。

この「粋度」は特筆出来るのではないか。

奇しくも、第一回展の直後であったか、

(このブログを始めた頃でもあるが)

本郷路地裏で写真家・田中長徳氏と邂逅した際に、

氏が講師を務めていた、

渋谷のカルチャーのライカ教室参加者の集合写真を見て、

全員が判で押したように「なりが良すぎる」のが、

気に食わないと、筆者が洩らしたことがある。

長徳氏も深く頷いていたと記憶している。

あの時、組合の立ち位置は確かにその辺にあったのだ。

(写真 CX1)

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コメント

アハハハ・・・
団体名は本当にテキトーに考えたんですよ。
出来るだけ仰々しくいかめしい感じにと。
その方がバカバカしさがわかってもらえるかもとね。
satoboは生協の組合員ですので、そこからパクっただけです。
「全国生活協同組合連合会」
漢字が多いといかめしいでしょ。
写真を撮るのは一人きりですから、そんな「自営業者」が集まる場所が欲しかったのですね。
でも「椿三十郎」より「七人の侍」であって欲しい。

投稿: satobo | 2009年6月 6日 (土) 00時18分

エヘヘヘ…
私の勝手な深読みをお許しくださいね。
今の時代「組合」はトレンドなのですよ。
確かに「七人の侍」のほうがいいです。

投稿: kansuke | 2009年6月 6日 (土) 01時22分

設立の理念は、やはりすばらしかったですよ。
だからここまで曲がりなりにも場が存続し、外部の人の関心を引きつけているんだと思います。
実態も業績もほぼゼロに近いのですから、きっと理念のよさだけが光っていて、いろんな人を活性化させているんですよ。
satoboさんの本質を見抜く眼力がこれを作ったわけで、胸を張ってこのスタンスを取り続けていただいていいと思います。
褒め過ぎかな。

投稿: 振り子 | 2009年6月 6日 (土) 06時18分

あの設立理念は、
今も尚燦然と輝いております。
な~んて、やはり褒め過ぎか…

投稿: kansuke | 2009年6月 6日 (土) 12時43分

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