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2009年7月13日 (月)

吼える真っ黒な子犬

B09071201

日曜美術館の「与謝蕪村 響きあう絵と詩」を視る。

晩年佳境に入った蕪村の画家としての活動。

「鳶鴉図」

(舞い散る雪、極寒の中で対峙する鴉と鳶、

 考えてみれば、鴉や鳶は都市的な鳥だ)

や「夜色楼台図」

(雪の京都東山と、深閑とした薄暮の中の町屋群、

 家々からの明かりが洩れ来る)

のような、

コントラストとグラデーションの妙を見せる墨絵の世界から、

吼える真っ黒な子犬の絵に俳諧を添えた「狗子自画賛」まで、

どこか現代写真家の表現活動に通底するものを感じさせる。

やはり、モチーフもその時代なりに「都市的」なのだ。

「自画賛」の句は、

「己が身を闇より吼えて夜半の月」

彼もまた、孤独で鬱屈した表現者だった。

でも、作品に溢れる圧倒的なパワーは、

軽々と時空を超えて迫って来る。

午後遅く、都議選の投票へ。

帰りに新疆ウイグル騒乱に抗議するデモとすれ違う。

参加者、皆なりがよく、浴衣姿の女性も混じっていた。

筆者の学生時代とは土台、世界が違うことを実感。

(写真 CX1)

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