« 文明論? | トップページ | 「趣味」なんてごめんだ »

2009年12月11日 (金)

その前夜(2)

B09121001

子供の頃から、

父親の戦前の話、戦争中の話などをよく聞いていた。

今思えば、沢山のストーリーがあったのかもしれないけど、

それらをきちんと系統立てて記録したことはない。

父親の晩年は介護に追われ、いけないとは思いつつも、

時間だけはあっという間に過ぎ行き、

果たせないままになってしまった。

せめて、思い出すままではあるが、

このブログで折に触れて綴っていきたい。

一昨日、父親は砲兵に配属されたと書いたが、

それは三島に駐屯していた旧陸軍野戦重砲兵連隊である。

二つの連隊があり、そのどちらかであった。

その頃のかなり立派な連隊の記念アルバムがあったから、

(今でも倉庫のどこかに埋もれているはずだ。カーキ色の布表紙で、

 金色の星がエンボスで打ってあった)

それを見ればわかるだろう。

美術学校の研究科から徴兵されて入隊し、幹部候補生になって、

開戦直前に、連隊が出征していた中国大陸南部に派遣される。

小学生の筆者に父親は、

そもそも野戦重砲とは何かと、かなり詳しく教えてくれていた。

父親が扱っていたのは、15㎝榴弾砲という。

旧陸軍が野戦用に装備していた移動可能な最大級の砲だった。

所属も通常の連隊や師団ではなく、軍直轄の独立部隊であり、

それなりに誇りも高かったらしい。

作戦の必要に応じて前線に配置されるので、

開戦後、中国大陸から直ぐに南方に差し向けられ、

大変な激戦地を転々とすることとなった。

しかし、開戦前の中国大陸でも、

部隊は、ある重大な極秘任務に従事していた…

(写真 ライツ・ミノルタCL Mロッコール40㎜F2 PR400) 

|

« 文明論? | トップページ | 「趣味」なんてごめんだ »

歴史(現代史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 文明論? | トップページ | 「趣味」なんてごめんだ »