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一昨日の投稿で調べた「一遍上人絵伝」で見つけた中世の関所。
右手、坂道の傍らに建つ、板葺きの関屋では、
二人の関守が旅人を監視しているようだ。
壁には油断無く、太刀や弓矢が立てかけてある。
上方の小さな祠は関の守り神、関の明神のものか。
あたりの木々は紅葉して、すっかり秋の風情の山中だが、
ここはかの白河の関である。
この坂道がいわゆる「奥大道」なのだろう。
雑司が谷の中世古道は、この道へ直結していたと考えられる。
(宿坂にあった関も、恐らくこんな感じだったのでは…)
南蔵院開山伝承が奥州平泉の藤原氏に関わるのは、
けっして偶然ではない。
(写真 CX2)
2010年1月 8日 (金) 歴史(中世史) | 固定リンク Tweet
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