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2010年1月15日 (金)

気分を変える読書(1)

B10011401

読書も史料探索も、うっかりすると、

型にはまってきて、一本調子になってしまうことがある。

そんな時は普段なら手に取らないようなものを見つけて読むべきだ。

気分をガラッと変えて、頭をほぐすに如かず。

Amazonにて格安だった、(@\24也 送料\340)

「日本史鑑定 天皇と日本文化」 

(明石散人・篠田正浩 徳間文庫 2004) 本日届く。

出だしから、明石氏

「日本の古典の中でも、

 枕草紙と平家物語は超一級の名作だと思います。

 源氏物語は伝世している凄さはともかく、

 文学としてそれほど名作なのか疑問です。

 過大評価されているような…」

篠田氏

「日本のいろいろな文化のはじまりは、

 みんな室町(中世)ですね。亡くなられた司馬遼太郎さんも、

 『日本は室町からだよ』と口癖のようにおっしゃっていて、

 私の顔をみるたびに『室町をどう考えるか?』

 という話をされていました」

という具合で快調なのだが、果たしてどんなふうに展開していくか。

篠田正浩氏の近著、

「河原者ノススメ 死穢と修羅の記憶」(幻戯書房)にも関心あり。

(写真 CX1)

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コメント

源氏物語は政治的な聖典になってる感があるので…
「擬似的王朝文化」の遺産相続者たちが、懸命に良き王朝時代の再生の為のタイムカプセル、と、私も捉えています。
三谷 邦明 (著), 三田村 雅子 (著)
「源氏物語絵巻の謎を読み解く 」はも
源氏物語享受と政治史を巧く組み合わせた名著でした。
あと…世界史的にも15世紀から17世紀は
新たな秩序を生み出すほど(旧秩序の崩壊)の衝撃的な事があったので…(この時功利主義と自己責任論がヨーロッパで生まれ、中国では陽明学が起こりましたね)
そんな時代なので私も室町期の研究をしています。

投稿: 八束文言 | 2010年1月23日 (土) 14時41分

連綿と続く「源氏物語至上主義」は大変なものですが、何処か本音というより、建て前的なものも感じますね。武家の嫁入り道具になったこともあるし… 現代に続く様々な「日本的」な美意識や価値規範を遡っていくと、大概、室町期に当たりますから面白いのです。日本史を二つに折ったとすれば、その折り目がちょうど、南北朝、室町期になるという感じです。

投稿: kansuke | 2010年1月25日 (月) 10時13分

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