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2010年1月17日 (日)

寒波とこきりこ節

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今年の寒波と大雪で思い出すのが、

長野五輪の年、撮影行の越中五箇山中で聞いたこきりこ節。

このごろ、寒風の中を歩いていると、何故か、

あのメロディーがエンドレスで頭の中を回りだす。

たしか、泊まった合掌民宿の女将さんがこきりこの唄い手で、

筆者も彼女の節にあわせて、

「ささら」(編木=びんざさら)を初めて手にし、

興に乗り、伴奏したのだ。

(手首のスナップを効かして、シャキシャキと小気味良く鳴らす。

 かなりコツを掴んで褒められたのですぞ!?)

この中世世界の楽器が、いまだに現役なのも感動的だったが、

こきりこ節の旋律が中世歌謡そのもので、

現存最古の民謡と言われていることにも興味を持った。

中世では「ささら」は田楽法師という芸能民が盛んに用いようだ。

上の写真は「鳥獣人物戯画」で、

蛙が田楽法師に扮して「ささら」を操る場面。

ついでながら、91年の大河ドラマ「太平記」でも、

田楽踊りを再現して話題に。故野村万之丞の振り付けで、

かなり躍動的でリズミカルだった印象が残る。

こちらのサイトで動画が見られる。

田楽踊りの装束を着けた振り付けがあったのか。

http://www.gokayama.jp/monogatari/kokiriko.html

(写真 CX2)

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コメント

三社祭のびんざさらしか見たことがありませんが、ちょっと不気味なかぶりものをしていますね。
この世の人間と思えず、強い印象を残します。
由来はどこから来たものなのでしょうか。

投稿: 振り子 | 2010年1月17日 (日) 21時55分

中世世界の覆面のについては(申楽能の仮面や一揆農民の蓑笠も含みますが)呪術的な意味あいが強いと考えられていますね。日常の人格から神仏や精霊の寄り代に変わったりとか、(予期しない)非日常的な状況(穢れとか)に直面した時にする扮装です。犬神人は常にそういった状況で活動していますし、神輿を持ち出す、蜂起する僧兵のか頭姿もそうでしょう。祭礼などの宗教行為に携わる人々の扮装もその範疇にはいると思います(確かに、この世の常の存在ではなくなります)
それはそうと、昨日は寒い中での取材、ご苦労様でした。私は都合がつかず、失礼させて頂きました。

投稿: kansuke | 2010年1月18日 (月) 00時59分

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