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2010年1月13日 (水)

大津・関寺(1)

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雑司が谷・宿坂下の探索。

坂、関、宿と揃ってきたが、もう一つは寺である。

関があるところ、必ず宗教施設がある。

調べていたら、中世の東海道、近江大津、

有名な逢坂の関の傍らに、

関寺(せきでら)という大寺(今は廃絶している)があったことを知る。

往還する旅人が必ず参拝する境界の聖地で大いに賑わったらしい。

一方で、乞食、非人が集住し、一遍も踊り念仏を挙行するような、

誰にでも開放された「公界」(くがい)でもあった。

このような寺は各地の関に存在しただろう。

2008年の暮れに東博で観た「一遍上人絵伝」に、

(2008 12/24 投稿 一遍聖絵を観る 参照)

(2008 12/25 投稿 絵巻物を写す 参照)

その大津・関寺の場面があり、撮影していたのでアップする。

写真上から、琵琶湖の浜に沿った東海道を往く、

旅姿の武士と従者の一行。大津の街並みに入り、

写真中、賑わう関寺の門前に至る。

築地塀の前には大勢の乞食、非人、病者が集い、

左上の白幕を張った小屋では、

僧が参拝者から喜捨を募っているのか。

ちょうど、一人の男が米を差し出している。

写真下、境内は大きな池が掘られ、中の島に仮小屋を設けて、

踊り念仏の最中である。

鉦をたたき、床を踏み鳴らす音が聞こえてくるようだ。

(写真 GX200)

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