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2010年4月 6日 (火)

金沢四将像

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県立金沢文庫開館80周年を記念した「特別展 金沢文庫の絵画」

(~4/18)が開催中だ。

特に今回は、「四将像」として知られる国宝指定の、

金沢・北条氏四代肖像画(鎌倉後期~南北朝)が一挙公開される。

金沢文庫と、菩提所である称名寺を創設したのが、

金沢氏であったことなど、その蓋然性の高さから、

ここに伝来した「四将像」の像主は、

北条実時、顕時、金沢貞顕、貞将ということで定説になっている。

しかし、それを裏付ける確実な史料となると、

実は、ちょっとあやふやなようだ。

「四将像」の内、三つの画像の右下に像主名の墨書があるのだが、

(上写真 貞将像と右下の像主名 武蔵前司貞将と読める)

いずれも、後の時代に称名寺の関係者が、

分類のために書き込んだものらしく、決定的な証拠にはならない。

その辺りの事情を学芸員の方と論じ合う。

まぁ、それでも、あの北条一族の肖像画は殆ど残っていないし、

彼らの風貌を窺う、数少ない史料には違いないのだ。

それと、最近の中世肖像画の像主論争のあおりで、

「伝源頼朝像」の所蔵者が、教科書から外されたりで、

機嫌を損ね、展覧会の貸し出しを拒否するようになったとのこと。

それとこれとは全く違う話なのに、遺憾なことだ。

(写真 CX2)

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