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2010年5月 4日 (火)

家康という男

B10050301

「特別展 江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品」

(4/14~6/20 三井記念美術館)

静かに落ち着いて観られる展覧会だ。

実を言えば、先週末の東博の「細川家」

「歴女」が多くて、少々、煩かったのだ。

これが、家康という男の、

不人気によるのだとしたら、ちょっと困りものであるな。

(毎度、大河に出てくるのが、ヘラヘラの狸ジジイのままじゃね)

今回の展示は、約6割を重文が占める。いずれも優品だが、

彼が日頃、座右に置いて使っていたものが殆どなので、

文字通り「等身大」の家康が実感出来るだろう。

こうして、全てが残っているのが「勝者」の強味であり、

「戦国人」の実像とはこうなのだと、

圧倒的に訴えかけてくるものがある。

高価な茶器の名物も、

権力者の表の貌に過ぎないのがよく解かる。

やはり、普段使いの地味な青磁碗、

黒ずくめの実用本位の甲冑、

(実際に関ヶ原で着用したもの。筆者の好きな甲冑の一つだ)

体臭の染み込んだような浴衣、

使い込んだ芭蕉の柿渋塗り団扇、笠、杖のほうに、

どうしても、魅かれてしまうのだ。

さらに、「趣味」の漢方薬作りの道具類、老眼鏡、鉛筆、

コンパスやスペイン国王から贈られた洋時計などを観ると、

展示解説にあったけど、

今なら、「家康は理科系人間」と云う話にも頷けた。

それと、大坂歴博の「重文・津軽本関ヶ原合戦図屏風」が、

左隻のみながら出品されており、こちらも一見の価値がある。

(写真 CX2)

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