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2010年6月25日 (金)

クスノキとアオスジアゲハ

B10062401

鬱蒼とした品川神社の社叢林を歩きながら、

スダジイやクスノキの照葉樹林のことを思い廻らす。

クスノキは日本列島の温暖な沿岸部に多いが、

もともと自生していたのではなく、中国大陸の南部辺りから、

移植されたのではないかという説がある。

社叢林など人里近くに見出される例が殆どだからだ。

防虫、防腐効果のあるクスノキは古代から舟材として貴重で、

それは中世世界でも同じだった。

クスノキは海民が残した足跡と言ってよい。

ところで、アオスジアゲハの幼虫はクスノキの葉しか食べない。

 (南方系の蝶だが、最近、都内で増えているのは、

  街路樹にクスノキが植えられているせいのようだ)

そう言えば、幼年期に横浜・金沢で見た、

群翔するアゲハチョウはアオスジだったことを思い出した。

季節もちょうど今頃、

あの杜にも、クスノキが生い茂っていたはずである。

(写真 CX3)

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