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2010年7月 7日 (水)

南品川にて(3)

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中世の品川津をめぐる、御殿山、南品川の探索をひとまず終える。

品川を出た京急が僅か数分で通り過ぎてしまうような空間だけど、

今どきの都下には稀有な、濃厚な中世史スポットであることが、

あらためて確認出来たと思う。

一番上の写真は江戸初期に描かれた妙国寺絵図。

室町中期に熊野の「有徳人」鈴木道胤の寄進で建てられた、

五重塔は慶長19年(1614)の台風で倒壊する。

寛永年間、三代将軍家光によって、再建されるが、

元禄15年、四谷塩町出火の大火で焼失したと云う。

絵図の右下に目黒川と境橋、町屋と艀が繋がれる浜が見える。

門前を左右に貫く大道は東海道らしく、

参詣者と往来する旅人で賑わっているようだ。

今回の探索、休日とあって、寺々は閑散とし、

二、三人の墓参の人しか会わなかった。

塔婆を鳴らす風と、時折高架を通過する京急の音だけである。

妙国寺の門を出たら、隣に新しい寺があった。

最寄りの青物横丁駅からやって来る人波が絶えず、

いくつもの生花が立てられている。

受付けの人に聞いたら、ここにはペットの墓地があり、

今日は例大祭とのことだった。

(写真 CX3)

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