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2010年7月 2日 (金)

蓬莱山の霊力

B10070101

七月一日になった。

富士山山開きのニュースを視る。

一遍聖絵の富士川の場面に描かれる13世紀、中世世界の富士。

まだ近世以降の類型化表現はなく、古風で素朴な風情がいい。

山梨県博に行く車窓からも見えたけれど、

今の季節の夏姿が好きである。

まぁ、富士山趣味は、通俗の極み、平凡の代名詞、

花鳥風月のどん詰まり、なのは論を待たないが、

それに血道をあげる人を敢えて責める気にもなれない。

今日のもう一つのニュースに、

中国からの観光客の人気スポット、ベストファイブに、

ここが含まれるというのがあった。

東海上の目出度き、不老不死の蓬莱山の霊力は、

未だ侮れないものがある。

筆者にとって、目下の課題は、

浅間大社蔵、中世末期、戦国期の作といわれる、

重文指定「富士参詣曼荼羅図」の実物を観察することだ。

数年前に三井記念美術館で公開されたのを見逃した。

富士をめぐる、人々の信仰活動には興味が尽きない。

あの山本勘助の素性にも、富士信仰が影を落としているのだ。

(写真 CX3)

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