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2010年10月15日 (金)

博打と巫女

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さて、引き続き「東博本 東北院職人歌合絵巻」(重文 14C)より、

博打と巫女、共に神意を占なう「職人」として対にされている。

(同業者に近い感覚だったのだろう。そう考えると面白い)

中世世界では、博打も一芸として認められていた。

それどころか、盗みや収賄も立派な?芸能とされていたらしい。

この辺り、日本人の価値規範の底流に(無意識のうちに)

今も、脈々と流れているのかもしれない。

博打は双六盤を持ち、勝負に負けて、身包み剥ぎ取られた姿、

巫女は鼓と念珠を下げ、緋袴姿で、かなりの老婆である。

中世を通じ、双六(博打)は上下貴賎に大流行したといわれる。

都市的な場の遺跡では、双六盤、賽、駒がよく出土する。

しかし、中世後期より、博打は厳しく禁制され、近世、現代と、

裏世界のものになっていく。

(写真 CX3)

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