« 「東大寺大仏展」のみどころ | トップページ | 博打と巫女 »

2010年10月13日 (水)

医師と陰陽師

B10101201

B10101202

もとより、東博に行ったのは、

「東大寺大仏展」だけが目当てだったのではない。

常設展のほうにも見逃せないものがあった。

東博のサイトでは現在の展示品を全て掲示しているから、

それらを時々チェックして、観に行くようにしているのだ。

ちょうど、目下の関心事である「連雀商人」に関連して、

中世の職人歌合の史料を集めていたところに、

「東博本 東北院職人歌合絵巻」(重文 鎌倉期14C)が、

出品されていたというわけである。

ついでながら、職人歌合とは、

中世の各種職人を左右の対に分けて(ライバルような感じに)

それぞれに和歌を詠ませ、

優劣の判定を、やはり職人である判者が行うという、

歌合に仮託した歌集で、絵が添えられていることが多い。

(描かれた職人たちの姿が貴重な絵画史料になっている)

実際の和歌は当時の貴族たち、歌人が詠んだものだ。

写真は、その中で対にされている医師(上)と陰陽師(下)

病には、薬と呪いだけが頼りだった中世世界ではある。

…この医師、何故か振り子さんのイメージとダブるのは、

 気のせいかなと… 失礼しました。

(写真 CX3)

|

« 「東大寺大仏展」のみどころ | トップページ | 博打と巫女 »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

医者と娼婦は最も古い職業とも言いますし、古来、病も政もみんな呪術に関わっていたわけですね。
絵の人物、似てるといえば似ています。
残念ながら否定しづらいです。

時宗の一行は越中射水まで遊行していたのですか。
富山の隣の津ですね。

投稿: 胸の振り子 | 2010年10月13日 (水) 14時55分

いやはや、失礼しました。
この頃、中世人をイメージするのに、現代人との差異をあまり感じなくなってしまって…まぁ、所詮同じ人間なのだからと…
放生津は典型的な中世の湊で、いうまでもなく都市的な場です。

投稿: kansuke | 2010年10月13日 (水) 23時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「東大寺大仏展」のみどころ | トップページ | 博打と巫女 »