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2010年12月 9日 (木)

後三年合戦絵巻を観る(2)

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後三年合戦絵巻の凄惨な合戦場面(上・中)

描いた絵師も(後の南北朝時代ではあるが)

実際の合戦を目撃していたのであろうことは、十分想像出来る。

昨今の戦国ブームでは、こういった合戦の実相にまで、

関心が向かないのが気になるところだ。

(下)酷寒の陸奥の戦場で、辺り家屋を壊して焚き木を取り、

暖をとる武士たち。彼らは油断なく、武装を解いていない。

でも、さすがに疲労は隠せないようだ。

ところで、この合戦の勝者で、絵巻の一方の主人公である、

源義家の残虐さ、凶暴さを伝える記述も少なくない。

彼は、後の源氏興隆の基礎を築き、

ヒーローとみられることが多い「大物」だが、

(いわゆる、武士の棟梁のはしりだけど、現代の、

 広域暴力団の組長に近い存在だとする説もあり)

人々に「…八幡太郎は恐ろしや」(梁塵秘抄)と歌われたのが、

案外、実像に近い気がする。

(写真 CX3)

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