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2011年1月18日 (火)

八王子にて(3)

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都下の他の郷土史料館と同様、中世史コーナーが、

スカスカなのはやむを得ない。

例によって、展示は秩父青石の板碑や、

戦国期山城の出土遺物で占められる。

断片的ながら、根本史料の記述とか、

地元の伝承、僅かに残る石塔とかで、

一つの荘園(横山庄=船木田荘)が確認されているようだ。

領主は、平安後期の有名な横山党にはじまり、

何代かの変遷を経て、南北朝期から戦国末期にかけて、

上杉氏の家臣、武蔵国の守護代を務めた大石氏が、

(信州より入府と伝う)注目に値する。

もう一つ谷戸を隔てた隣町に館址と大きな菩提寺がある。

あの老翁が語っていた一族の菩提寺と同じだった。

曹洞宗で、いくつもの氏族の石塔があるらしい。

(いずれも、要探索なのは言うまでもない)

老翁の一族は大石氏配下の名主、地侍層だったのだろう。

それと、かつて、削られた尾根にあったという烽火台は、

より北東方向に、並ぶように後北条時代の烽火台跡が、

見つかっているので、此処にもう一つあったとしても、

極めて蓋然性が高く、新事実なのだそうだ。

(写真 CX3)

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