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2011年4月の記事

2011年4月30日 (土)

薫風(2)

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ミーハーとは知りつつも、

BSのロイヤルウェディング・ライブに視入る。

14世紀建立の中世建築、ウェストミンスターアベイは、

フランス式ゴシックで、やはり迫力があるな。

こっちでは本物の中世建築を使ったセレモニーは無理だろう。

本場のイギリス国教会の礼拝形式も興味深し。

司教の説教、祈りも同じだ(讃美歌はオリジナルのような)

当たり前か…

…………

黒田日出男氏の新刊「源頼朝の真像」(角川選書)

を八王子・有隣堂にて購入する。

例の神護寺三像(伝頼朝、重盛、光能像)論争を、

決着させる第一弾の書と云う(近く第二弾も予告されている)

読み出しも、氏の既刊「謎解き洛中洛外図」の如く好調で、

連休中の楽しみが増えた。史学界ではとっくに、

「直義、尊氏、義詮像」と認められているのに、

美術史界ではまだもめているようだ。

(写真 CX5)

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2011年4月29日 (金)

薫風(1)

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とりあえず、連休は書見と撮影の三昧と為し、

その合間に、気になる展覧会の鑑賞を挟むとするか。

何だ、いつもと変わり映えしないな。

あらまほしき姿ではあるけれど…

(写真 CX5)

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2011年4月27日 (水)

25年目

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チェルノブイリから25年(1986年4月26日)経った。

あの時、筆者は、

ヨーロッパからの輸入食品の汚染問題に係る立場にあり、

勉強のため、核化学者の故高木仁三郎氏が主宰する、

研究団体に通い、各種セミナー、文献等でご指導頂いた。

氏の温かく、魅力的な人柄に直接触れることもあった。

つい昨日のことのように想い出される。

其処で出逢った、少数だが、心ある人々は既に、

今日の惨禍があることを正確に予見し、

警鐘を鳴らし続けていたのである。

 (この人たちに対する、公権力を使った様々な迫害と、

  世間の偏見や差別があったことを忘れてはならない)

今、福島の騒ぎがあって、

後出し、聞きかじり、読みかじりで、ブログやツイッターで、

ことさらに悲観論をブチ上げる輩は信用出来ない。

だから、拙ブログでは、この件を論ずるのを控えてきた。

目覚めないより、目覚めたほうが遙かに良いのは、

もとよりだけど、先んじた賢人のことを深く覚え、

敬意を払うに余りあったということだ。

しかし、こんな25年目を迎えるとは。

命あっても、悔しく、辛くてたまらないのだ。

(写真 CX5)

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2011年4月24日 (日)

往く春に(2)

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春台風という言葉があるのだろうか。

結局、終日垂れ込めて、書見や休息に充てる。

この週末で、書き上げるべき一文もあるのだが、

今日は手に付かず。明日こそ…

…………

「放射能がうつる」なんて云っているそうだ。

今、恐れ畏怖すべきもの、穢れの最たるものが、

「放射能」だとするならば、この国の人々の典型的な差別の、

パターンにはまってしまったと言えるだろう。

こういった差別観は、遅くとも、中世後期、室町中期頃までに、

その土台が固まったと、考えられるのだ。

これを育んだ中世世界には、「差別」を解明する、

キーとなるのものが無尽蔵に詰まっているわけである。

(写真 CX5)

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2011年4月23日 (土)

往く春に(1)

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往く春に辛いニュース多し。

小学校低学年で関東大震災に罹災した父親は、

一人、家族を離れ、山梨の親戚へ疎開を強いられた。

塩山の大叔父が江戸時代さながら、手甲脚絆の旅姿で、

かつての甲州道中を辿り、笹子峠を越え、

(がけ崩れ多発で中央線は長期不通になっていた)

父親を迎えに来たと(我が家では)伝わる。

銀座の小学校から、いきなり地方の小学校に転校したわけだが、

「震災焼け出され」と云うことで、散々に虐められ、

その時のつらい経験を後々まで語ることが多かった。

翻って、今日、福島で被災した人々や子らが避難先で、

差別や虐めを受けていると聞くと耐えられない気持ちだ。

この国の人々の心の奥底に巣食っていた「差別」が、

この機に息を吹き返したとするならば…

筆者の、中世史研究に対する原動力の一つに、

この「差別」の問題があることも、この際、申し添えておきたい。

(写真 CX5)

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2011年4月22日 (金)

谷戸の山桜

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ちょっと谷戸に入り込めば、まだまだ楽しめる。

かねて聞いてはいたが、それ以上の風情だ。

此処は山桜の種類が多く、研究者も通うほどらしい。

数年前か、稀少種の発見が伝えられていた。

(写真 CX5)

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2011年4月17日 (日)

義経

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今年は大河ドラマ50年ということで、回顧する番組をやっている。

今日、ちょっと覘いたら、

「義経」(第4作 1966)の最終回を紹介していた。

筆者もおぼろげながら、記憶あり。

毎日曜日、週を締めくくる行事として、

父親が欠かさず視ていたな。

芥川比呂志の頼朝、徹底した悪役だったと思う。

後の大河の頼朝は、涙を流したり、

政子の尻にひかれたりだったから、時代なのであろう。

まぁ、言い換えれば、父親像の変化というやつか。

そうそう、奥州の藤原秀衡は滝沢修だった。

何を考えているか判らない、義経を包み込むような、

大物って感じで、今、考えても、ピッタリな配役だ。

CX5のハイコントラスト白黒モードは適当なアレ具合で、

古いモノクロTVドラマの画面を撮るのに向いているような…

…………

今朝、思いついて、ウォーカー・エヴァンスの写真が観たくなり、

Amazonにて、小写真集「ポケットフォト ウォーカー・エヴァンス」

(藤崎学人訳 2010/5 創元社)@¥1470也 を発注する。

何と夕刻には届き、Amazonでは最短記録となる。

(写真 CX5)

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2011年4月16日 (土)

観桜(8)

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敢えて、この時期、日本永住を決意した、

ドナルド・キーン博士の身の処し方に胸のすく想い。

やはり、誰の目にも明快な「生き方」が良いのだ。

大事を前にして、判り難い振る舞いをする人が多過ぎる。

(写真 CX5)

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2011年4月15日 (金)

観桜(7)

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本日、今年最初の鶯の声を聞く。

まだ、鳴き方が下手である。これからだな。

(写真 CX5)

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2011年4月14日 (木)

観桜(6)

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もとより、理想は、

中世人が植えた古木と、言いたいところだけど、

当地に引っ越して最初の春、山桜の魅力には如かずなのである。

開花と芽吹きが、ほぼ同時に来るが、

その繊細で、微妙な色調が好きだ。

かつて幼少期に観た、横浜・金沢の、谷戸の春が、

また眼前で演じられているといった感じか。

(写真 CX5)

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2011年4月13日 (水)

観桜(5)

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この頃何故か、よく思い出す映画のワンシーン。

大原麗子が出ていた「寅次郎真実一路 =34作 1984」の冒頭、

寅次郎の夢の場面だ。

牛久沼に現れた大怪獣と、それを予言した車博士の話だったか。

でも、今、寅さん映画を観返すにも、つらいものがね…

…………

今宵も集中したい書見あり。ご容赦を。

(写真 CX5) 

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2011年4月12日 (火)

観桜(4)

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都心への歯科通い、本日が最終日。

夕刻、八王子のデパ地下で強い余震に遭う。

桜、散り始め。

……………

今宵は、送って頂いた黒川能の論考を読みたいので、

これにてご容赦を。

(写真 CX5)

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2011年4月11日 (月)

観桜(3)

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都心、旧居近くの投票所へ出向く。

帰り、百貨店内の鳩居堂に立ち寄って、

この春の寒桜を封じ込めた、

透明アクリル製のペーパーウェイト(@¥2100也)をもとめる。

机上に置き、往く春を想う。

(写真 CX5)

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2011年4月10日 (日)

観桜(2)

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山間、雨中観桜す。

多摩の横山、谷戸の山桜が咲き出したようだ。

…………

楽天古書にて「日本思想大系24 世阿弥 禅竹」

(岩波書店 1974/85 第10刷 表章/加藤周一 校注)

をもとめ、本日届く。

(amazonでは何故か法外な値だった。こちらは、

 函無しだけど、十分だ。@¥2000也)

禅竹の明宿集を所収する。

教授してくれる方あり。深謝。

(写真 CX5)

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2011年4月 9日 (土)

観桜(1)

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いつもの春とはならないだろう。

だから、目についた桜に片っ端からカメラを向けている。

走っている車内で、一瞬、目に留まったのがいい。

………

当地に引っ越して来て、住民登録をしたのが1月初めだった。

去年12月22日現在の、選挙人名簿によって、

投票することになっているので、今度の選挙は、

都心の旧居近くの投票所に出向かねばならない。

(郵送による投票も出来るようだが、手間が煩雑なのだ)

遠隔地の人だったら、大変だ。

やれやれ。

(写真 CX5)

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2011年4月 7日 (木)

鼠草紙絵巻(2)

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鼠たちの正体を見破る姫君。他の民話にもあるような展開か。

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鼠の権頭(ごんのかみ)の出家シーン。「ねん阿弥」と名乗るから、

時宗の徒なのだろう。このあたり、とても中世的な感じだ。

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桜、何時の間にか満開に。

山間の谷戸ではこれからだけど、山桜が楽しみなのだ。

(写真 CX5)

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2011年4月 6日 (水)

鼠草紙絵巻(1)

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室町期に成立した、御伽草紙系の異類物(動物を主人公にした)

の絵巻である。

サントリー美術館本の他に、国内外に5巻しか現存していない。

物語の作者は不詳で、ストーリーの概略はこうだ。

…人間との結婚を願う、鼠の権頭(ごんのかみ)は、

 清水の観音の利益により、姫君と結婚し、幸せな生活を送るが、

 やがて正体がバレ、姫君に逃げられる。世を儚んだ権頭は、

 出家し、同じく妻に逃げられ、出家したかつての敵、猫の坊と、

 手を取り合って、高野山奥の院へ登り、仏道修行に励む…

(写真 CX5)

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2011年4月 4日 (月)

秀次の甲冑

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筆者にとって、サントリー美術館、初期所蔵品の中で、

特に印象的だったのが、この甲冑である。

ポスターや図録の表紙を飾ることが多かったと記憶するのだが、

何故か、実物を観る機会が廻って来なかった。

今回、やっと幼少期からの宿願を果たせたわけだ。

安土桃山期の朱塗りの具足で、優品だと思う。

同時代の、文化財指定の徳川氏や、

細川氏などの遺品に、決してひけをとらないだろう。

しかし、豊臣秀次所用という所伝が災いしたようだ。

父親が語るに、収蔵当時、関係者の間では、

「不吉な甲冑」として、評判が芳しくなかったらしい。

(秀吉は、甥の秀次に謀反の嫌疑をかけ、妻子、家臣共々、

 根絶やしに処刑した。文禄4年=1595 の秀次事件だ)

筆者は反って、その経緯に惹かれている。

貴人の甲冑はオーダーメイドだから、秀次本人の体格や、

趣向、息吹きが直接感じられるのだ。

当時としては、彼は比較的大柄で、趣味もなかなかのものと見た。

(写真 CX5)

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2011年4月 2日 (土)

東博パスポート

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私鉄の変則ダイヤのせいか、世田谷の整形外科、

午前中の診療時間にギリギリ間に合わず。

駅から外来受付に電話するも、無理とのことだった。

午後は二時半に始まるので、三時間も開いてしまった。

その時間を利用して、上野の東博へ行き、

懸案の年間パスポート@¥4000也 を購入することに。

一年間、東京、京都、奈良、九州の各国立博物館の平常展が、

何度でも観れて、特別展も六回まで入場出来る。

今年の夏から秋に、一遍聖絵の公開が予定されているから、

結構、通いそうなのだ。

勿論、今日の平常展も堪能して来た。

歴史資料の特集展示「歴史をつたえる キリシタンの祈り、

 ミサとオラショ」(3/15~4/24)が興味深い。

(写真 CX5)

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