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2011年6月25日 (土)

元八王子にて(2)

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由井本郷の真ん中を甲州街道から分かれた、

陣場街道(案下道、あるいは佐野往還とも)が北に貫き、

やがて、府中からの古甲州街道(古代~中世)と合流する。

つまり、陣場街道は中世以前のメインストリートなのである。

勿論、前者の甲州街道は江戸期になって開かれたもので、

近世から現代にかけての八王子旧市街は、

それに沿って展開しているわけだ。

そんな由井本郷の古道を歩くと、いきなり、

薬師堂、地蔵堂、住吉明神に行き当たる。

ここまで来れば、中世以来の宿跡に入ったことが明らかになる。

地蔵堂は天文年間の創建だが、

天正18年(1590)6月23日の八王子城、落城時戦死者200余人の、

菩提を弔うため、150体の地蔵像が安置されている。

この日は、奇しくも彼らの命日であるので、拝観が出来た。

他の寺々が秀吉を憚って、戦死者の引き取りを拒否した中、

此処は進んで供養と埋葬を執り行ったのだそうだ。

堂内に戦死者の交名が貼り出されてあったが、

筆頭は、城主、北条氏照婦人と思しき女性だった。

(写真 CX5) 

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