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2011年9月15日 (木)

「わび」は真似るべからず

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B11091401

この前の、東博の展示から、

利休が手ずから切り出した竹で、自作したと伝わる花入れ。

「竹尺八花入 銘一曲」(16C)

昨日の村田珠光の言だけど、彼は戒めることも忘れていない。

…近頃、初心未熟な者が「冷え枯れた」(わびた)美をねらい、

 名人上手の真似をして、わびた備前、信楽などを使うのは、

 身の程知らずで、言語道断である…

これは「たけたる位」の芸境を安易に真似るのを禁じた、

世阿弥の言葉を踏まえている。

「わび」ねらいは相当の上級者がやらないと様にならない。

再び、卑近な例をあげれば、

ボロボロの古ライカを似合わない人が持っても、

反って、無粋で嫌味になるわけだ。

まぁ、端的に「わび」の美意識とは、

「外見を敢えて粗相にして、内面を実に豊かにする」

高等戦術と言えなくもないか。

(写真上 GX200 2008年秋北鎌倉にて 下CX5)

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