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2011年10月の記事

2011年10月28日 (金)

「法然と親鸞 ゆかりの名宝」展を観る

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この特別展(~12/4)の見どころは尽きないが、特に注目なのは、

中世絵巻の優品が纏まって出品されていることだろう。

まず、現存最長(全48巻531m)の絵巻とされる、

「法然上人行状絵図(絵伝)(14C 国宝/重文)は、

かなりの巻数が展示され、多くの有名な場面を鑑賞出来る。

 (例えば、法然幼少期の夜討ちの場など。上は晩年期、

  四国へ島流しになる途中、播磨室津で、

  小船をこぎ寄せる遊女たちに極楽往生を説く場面。

  中世の遊女の風俗や沿岸用廻船の描写が興味深い)

次に、これも国宝指定「当麻曼荼羅縁起」(13C 神奈川・光明寺)

そして、「慕帰絵」(14C 重文 西本願寺)である。

これだけで、筆者は十分満足なのだけど、

有名な「早来迎」(14C 国宝 知恩院)はじめ、

法然、親鸞の自筆書状や著作も見落とせないのは言うまでもない。

(写真 CX5)

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2011年10月27日 (木)

法然像フィギュア

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上野の東博で始まった「法然と親鸞 ゆかりの名宝」

「法然上人八百回忌・親鸞上人七百五十回忌特別展」(~12/4)

を観てきた。

例によって、東博特別展記念フィギュアをゲットする。

法然坐像と親鸞坐像の二種がリリースされているが、

聞けば、圧倒的に法然像が人気だそうだ。

親鸞像は以前見たことがあるので、今回は法然像にした。

定評の海洋堂謹製である。 @\3150也

(まぁ、楽しみといえば、こんなことぐらいで…お笑い下さいまし…)

数量限定と思われるので、ご希望の方はお早めに。

おっと、肝心の展示内容については稿をあらためよう。

(写真 CX5)

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2011年10月23日 (日)

日々の写真 10/22

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小田原北条記・巻六・第四話「唐船(からぶね)のこと」に曰く

…永禄九年(1566)三浦三崎の入江に唐船が漂着した。

 数々の美しい織物、陶磁器、沈香、麝香、漢方薬、

 珊瑚、琥珀、玉などを満載していた。

 北条氏政の家臣、安藤備前守が検分に遣わされ、商談を行い、

 当時、関東は非常に富裕であったから、

 それらの積荷をすべて買い取ったのである。

 唐船は利益をあげ、帰国していったが、

 帰国せず、とどまった唐人もいた。そこで、その者たちを、

 小田原城下に住まわせ、町屋を与えた。

 彼らは商人となり、今も子孫が大勢住んでいるとのことだ…

なるほど、この前の歴史講座で話題になった、

小田原北条氏の独自交易ルートとは、これかも知れぬ。

(写真 CX5)

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2011年10月18日 (火)

日々の写真 10/17

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里の秋が深まって往く。

引越しの荷物に紛れて、甲陽軍鑑(原文注釈付)が見当たらない。

まぁ、この際と、Amazonにて、最新の現代語訳を見つけ、入手する。

「甲陽軍鑑」(全三巻 訳・解説 腰原哲郎 2003 ニュートンプレス)

これで気軽に読み返せる。

(写真 CX5)

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2011年10月16日 (日)

歴史講座

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教育委員会が主催する「歴史講座」に参加してみた。

テーマは「八王子城跡御主殿の発掘調査と貿易陶磁」

講師は発掘を担当された郷土資料館の学芸員の方である。

この城の発掘調査は未完で、城主館跡の三分の二しか、

完了していないのだが、他の戦国期城郭に比べて、

出土品の質量とも、断トツと言ってよい。

常滑、美濃、瀬戸、信楽、備前と、国産中世陶磁はもとより、

中国舶載陶磁に至っては、相当な量なのだ。

特に中国陶磁は、城主、小田原北条氏一族が、

独自の直接交易ルートを確保していたのではないかと、

推定されるほどだ。

注目は、16世紀のイタリア・ヴェネツィアングラス器が、

 (レースグラスという特殊な技法を用いている。

  戦国期城郭の出土品としては極めて珍しい。

  郷土資料館の所蔵だが、貸し出しも人気で、

  最近はサントリー美術館の特別展に出た)

出土したことだろう。

これも、独自交易ルートの招来品と想われるけど、

発掘した講師の方によれば、ここの城主、北条氏照の、

キャラクターのユニークさが、直に伝わってきたそうだ。

まぁ、いずれにせよ、八王子城址が、

当面の要探索候補、第一位になったことは間違いない。

(写真 CX5)

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2011年10月15日 (土)

日々の写真 10/14

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彼岸花が咲き乱れ、柿がたわわに実る。

ある意味、この列島の、

ありふれた里山の風景だと言われるのだけれど、

実は、筆者には、あまり馴染みがないのだ。

幼少期の横浜・金沢はどうだったのかも、思い出せないでいる。

でも、この風景の起源が少なくとも、

中世後期(室町後期~戦国期)に遡れるのではないかと云う、

「妄想」だけは駆け巡ってしまう。

(写真 CX5)

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2011年10月13日 (木)

聖なる竹林

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根津美術館(特別展 春日の風景 ~11/8)にて、公開中の、

「春日権現験記絵」は宮内庁三の丸尚蔵館収蔵の、

巻第一と巻第十九(展示期間中の巻き替えはない)で、

いずれも、よく知られた場面である。

上は巻第一、第三段「竹林殿事」

…右馬充藤原光弘は春日大明神の託宣により、

大和川畔の竹林が子孫繁盛の霊地と示され、館を建てる。

光弘が入居すると、果たして、高貴な女性の姿をとった、

春日大明神が再び夢中に示現し、もし、竹林が繁茂すれば、

子孫繁栄すべしと告げる…

神は竹林を、ことのほか好まれるようだ。

子孫繁栄の霊力を持つ竹林、実用はともかくとして、

各地の在家に竹林を添える習俗も、

その辺りに起源が窺えるかもしれない。

(写真 CX5)

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2011年10月 5日 (水)

土門所用のジナーSを拝観する

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当地の市立美術館へ初めて行って来た。

旧市街の甲州街道沿いにあり、「八王子夢美術館」と云う。

ちょうど「土門拳の古寺巡礼」(~11/23)が開催中だった。

例によって、古典的な直球勝負の作品群を鑑賞し、

土門所用のジナーSも拝観する。

この頃、図録は買わないのだけど、今回はハードカバーで、

よく纏まった写真集に仕上がっているので手に入れた。

「土門拳の古寺巡礼」

(土門と、友人で美術史家の水澤澄夫のエッセイを所収)

(監修池田真魚 2011/7 クレヴィス刊)@¥2520也

(写真 CX5)

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